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【名詞】 1. address to the gods 2. type of song which spread from mountain hermits to the laity during the Kamakura era =========================== ・ 祭 : [まつり] 【名詞】 1. festival 2. feast ・ 祭文 : [さいもん] 【名詞】 1. address to the gods 2. type of song which spread from mountain hermits to the laity during the Kamakura era ・ 文 : [ぶん] 【名詞】 1. sentence
祭文とは、 # 祭文(さいもん)。日本の伝統的な語りものまたは歌謡(歌いもの)の一種。本来は祭りの際に神にささげる願文。中世以降、山伏修験者によって芸能化され、近世には門付芸になった。祭文を語った芸能・芸能者を「祭文語り」または単に「祭文」と呼んだ。 # 祭文太郎(さいもん たろう)。日本の映画監督。→「祭文太郎」参照。 # 祭文峠(さいもんとうげ)。静岡県島田市にある峠。→「祭文峠」参照。 # 祭文(さいぶん、')。中国における漢文の文体の一種で、祭時に誦される。主として死者を葬送する目的でつくられる。→「祭文 (漢文)」参照。 # 入祭文(にゅうさいぶん)。カトリック教会の用語。ミサの開始を告げる文。→「入祭文」参照。 本項では、1.について説明する。 ---- 日本における祭文(さいもん)は、神を祭るときに読む文〔諏訪(1985)pp.230-231〕。本来、祭りのときなどに神仏に対して祈願や祝詞(のりと)として用いられる願文であったが、のちに信仰を離れて芸能化していった。 祝詞が日本古来の祭儀に読まれ、伝統的ないし公的な性質を強くもつのに対し、祭文は個人的・私的な性格を有し、中国から伝来した祭祀などに唱えられることが多かった〔。なお、願文としての祭文が文献資料においてあらわれる最も古い例は、8世紀末に成立した『続日本紀』においてである〔山路(1988)pp.139-140〕。 語りもの芸能としての歴史は、中世にさかのぼる。近世には歌謡化した「歌祭文(うたざいもん)」が隆盛し、単に「祭文」といった場合には、この歌祭文を指すことも多い。)。中国における漢文の文体の一種で、祭時に誦される。主として死者を葬送する目的でつくられる。→「祭文 (漢文)」参照。 # 入祭文(にゅうさいぶん)。カトリック教会の用語。ミサの開始を告げる文。→「入祭文」参照。 本項では、1.について説明する。 ---- 日本における祭文(さいもん)は、神を祭るときに読む文〔諏訪(1985)pp.230-231〕。本来、祭りのときなどに神仏に対して祈願や祝詞(のりと)として用いられる願文であったが、のちに信仰を離れて芸能化していった。 祝詞が日本古来の祭儀に読まれ、伝統的ないし公的な性質を強くもつのに対し、祭文は個人的・私的な性格を有し、中国から伝来した祭祀などに唱えられることが多かった〔。なお、願文としての祭文が文献資料においてあらわれる最も古い例は、8世紀末に成立した『続日本紀』においてである〔山路(1988)pp.139-140〕。 語りもの芸能としての歴史は、中世にさかのぼる。近世には歌謡化した「歌祭文(うたざいもん)」が隆盛し、単に「祭文」といった場合には、この歌祭文を指すことも多い。 == 歴史 == 祭文は、神道における祝詞を母体にしながら生まれ、中世には仏教の声明の強い影響を受けて山伏らによる民間への布教手段として語られるようになり、次第に宗教色を薄めて近世には遊芸となったものである。 巫女が憑依するときに唱える祝詞も祭文の一種である。現代では東北地方を主としておこなわれる民間信仰「おしら様」において、盲目の巫女「イタコ」が一対の木片(これを「おしら様」と称す)を祭日に遊ばせる際、「おしら祭文」が語られる〔『民俗芸能辞典』(1981)p.193〕。 一方、託宣が祭文のかたちをとってこんにちに残されたものとしては、伊豆諸島の青ヶ島(東京都青ヶ島村)に伝わる祭文や高知県に伝わる「いざなぎ流」の祭文(後述)がある〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「祭文」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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