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太閤(たいこう)、正式名称太閤下は、摂政または関白の職を子弟に譲った人物を指す〔広義では太政大臣・左大臣・右大臣といった三公までを指す。〕〔新村出編『広辞苑 第六版』(岩波書店、2011年)1678頁および松村明編『大辞林 第三版』(三省堂、2006年)1503頁参照。〕。敬称は「殿下」であり、呼びかけの場合は「太閤殿下」となる。 また出家した太閤のことを禅定太閤(ぜんじょう たいこう)、略して禅閤(ぜんこう)という。 == 沿革 == 摂政・関白を子弟に譲った者が「太閤」と呼ばれた例は平安時代からあった。例えば藤原道長は後一条天皇の摂政を息子頼通に譲り、続いて任じられた太政大臣の職も辞任した後は「太閤」と呼ばれていた〔藤原実資『小右記』寛仁2年6月20日条〕。鎌倉時代の関白、二条良実は弟の一条実経に関白の地位を譲った後に引き続き内覧に任じられたことから「太閤」の名乗りを用いた〔『五代帝王物語』〕。その子孫である二条良基は13年にわたって関白を務めたことから、直接の血縁関係にない他家の当主が関白になった後も「太閤」を名乗って内覧として権勢を振い、その後3度も摂関に再任された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「太閤」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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