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福山ホテル火災(ふくやまホテルかさい)とは、2012年(平成24年)5月13日に広島県福山市のホテル「ホテルプリンス」で発生した火災事故。7名が死亡した。 建築基準法および消防法に違反した建築物を使用し長年営業していたうえ、行政側も見過ごしていたことが被害拡大を招いたとして問題になった。なお報道では「広島ホテル火災」〔 産経新聞〕〔なお福山市は広島県東部の備後地方にあり安芸地方にある広島市から東に約100km離れている。〕もしくは「広島・福山ホテル火災」などとも呼称されている。死者が3名以上出た宿泊施設の火災は、1994年に発生した福島市飯坂温泉の火災以来になる。 == 概要 == === ホテル === 広島県福山市西桜町にあるホテルプリンスは、JR福山駅から南西800m離れた〔毎日新聞 2012年5月14日朝刊1面〕住宅地にあり、市内の有限会社「ニュー箱根」〔朝日新聞 2012年5月22日朝刊社会面〕が経営していた。火災時点で、福山東警察署に風俗営業適正化法上のラブホテルとして届出していたが実際にはビジネス客や長期宿泊客なども受け入れていた〔「ホテル全焼7人死亡 福山 防火の不備再三指導」 朝日新聞2012年5月14日朝刊1面〕。 1960年に2階建て木造の旅館として創業。1967年に3階建て(塔屋付)鉄筋コンクリート造の建物を増築。それ以降の建築確認申請は行われなかった。1985年に、営業形態を風営法に基づくラブホテルに転換、以後幾度かの改装を経て火災当日まで営業していた 。 火災当時、ホテルの構造は1階は駐車場と事務所、2階に12部屋と3階に6部屋があり、4階はボイラー室だった〔。ホテルのウェブサイトでは「福山一の格安ホテルを目指します」と宣伝〔「窓に板階段封鎖か」 朝日新聞 2012年5月14日朝刊34面〕し、宿泊料金も3900円から5700円に設定していた〔読売新聞 2012年5月14日朝刊1面〕。また部屋の写真を掲載し凝った内装を「売り」にしていた。これらの内装により窓に光の遮断やプライバシー保護などを目的にしたとみられるベニヤ板が取り付けられていた。なお、同ホテルは2001年12月31日午後7時に一階調理室から出火する火事を起こしたが、この時はコンロと換気扇を焼くだけでけが人はいなかった〔。 2012年5月の火災の後、ホテルは広島県警察が捜査のために管理していたが、捜査に一定の目処が立ったことで2012年11月1日に経営者側に返還。同月7日に岡山県の不動産業者に売却。12月25日から解体作業が始まり、翌2013年の2月末までに更地になった。解体後の土地の活用方法は2012年11月時点で未定となっている。 2014年3月までに、遺族および負傷者への損害賠償が終了した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「福山ホテル火災」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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