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福岡空港(ふくおかくうこう、)は、福岡県福岡市博多区大字下臼井にある空港。空港法では第4条1項5号に該当する空港として政令で定める空港に区分されている。板付空港(いたづけくうこう)とも称される。 == 概要 == 福岡市街地から至近距離に位置しているほか、アクセスにも優れており、利便性の高い空港として知られる。アクセスについては福岡市地下鉄空港線が国内線ターミナル直下に乗り入れ、市街中心地のひとつである天神駅まで約11分で結んでいるほか、福岡都市高速のランプも至近に所在し、九州自動車道太宰府インターチェンジへの所要時間は15 - 20分程度となっている。 滑走路は、方位16/34、長さ2,800m×幅60mの1本で、両側とも計器着陸装置 (ILS) 装備となっている。滑走路16の使用(玄界灘側からの着陸、太宰府側への離陸)を基本とする「航空機騒音軽減運航(優先滑走路方式)」を採用しているため、多少の追い風が吹いても、基本的にはこちらを使用する。滑走路34を使用する場合は、福岡市中心部の上空を低空で飛行する「視認進入(ビジュアル・アプローチ)」が行われることが多く、ILS進入は天候が悪い場合などに行われる。なお、滑走路34へのILSが整備される以前は、滑走路16へのILSからの「旋回進入(サークリング・アプローチ)」が行われていた。 年間発着回数は17.1万回(2014年度)で、羽田、成田に次いで国内で3番目に多い。滑走路1本による運用のため、滑走路1本あたりの離着陸回数が日本で最も多い〔日本以外では、ロンドン・ガトウィック空港が、3,300m滑走路1本で年間発着回数26万回を処理している。ただし、福岡空港では運用時間が午前7時から午後10時までに制限されているので、一概に比較できない。〕。国土交通省は、2016年3月に国内では5カ所目となる航空法に基づく混雑空港に指定する予定。 大都市圏拠点空港に次ぐ主要地域拠点空港と位置づけられている。特に福岡 - 東京(羽田)線は新千歳 - 東京線に次いで乗降客数が多いドル箱路線であり、4つの航空会社(日本航空・全日空・スカイマーク・スターフライヤー)が1時間に最大で計5便を運航するという、新千歳 - 東京と並ぶ高頻度運航路線である。大阪や名古屋(中部)への便数も多く、これら地域へは東海道・山陽新幹線と競合している〔ほか高速バス〔「はかた号」(西鉄天神バスセンター - 新宿高速バスターミナル)、ムーンライト号(天神バスセンター - 梅田・阪急三番街高速バスターミナル)、どんたく号(天神バスセンター - 名鉄バスセンター)など。〕や新門司港発着のフェリー〔東京行きのオーシャン東九フェリー、大阪・神戸行きの名門大洋フェリーおよび阪九フェリー。〕も存在する。また、鹿児島線は2004年に一部開通した九州新幹線と、宮崎線は高速バスとの競合で、それぞれ便数を減らしている〔。 国際線は、2015年8月現在21路線である〔。年間旅客数は、2004年度と比べると6割増加し、日本人の出国人数はほとんど変わっておらず、韓国、台湾、中国からの入国が多い。九州・山口地域の空港輸送のシェアでは、国内旅客47%、国際旅客93%、国内貨物63%、国際貨物97%を占める(2000年)。 年間利用客数は、国内16,332,309人、国際3,672,011人(2014年度)。国内空港では羽田・成田に次いで第3位となっている〔。ただし2014年では、関西空港が2,000万人を越えたため第4位となった。 航空自衛隊春日基地板付地区(かすがきちいたづけちく)、海上保安庁第七管区海上保安本部福岡航空基地(ふくおかこうくうきち)を併設する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「福岡空港」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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