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福村 利明(ふくむら としあき、1905年(明治38年)10月2日 - 1944年(昭和19年)5月15日)は、日本の海軍軍人。海兵54期卒。戦死による二階級特進で、最終階級は海軍少将。 == 経歴 == 熊本県出身。1905年(明治38年)10月2日、福村卯吉の二男として生まれる。中学済々黌の出身で、林正義は同級生であった〔林正義『5・15事件』新人物往来社〕。のち林とともに王師会の結成に加わる〔『日本陸海軍総合事典』「諸名簿」 王帥会メンバー〕。1926年(大正15年)3月、海軍兵学校(54期)卒業。1927年(昭和2年)10月、海軍少尉に任官。1929年(昭和4年)11月、海軍中尉に昇進し第一遣外艦隊司令部付となる。 1930年(昭和5年)4月、霧島乗組となり、出雲乗組、第5駆逐隊付、波風乗組、第3艦隊司令部付、常磐乗組、安宅乗組を歴任。1932年(昭和7年)12月、海軍大尉に進級し運用術練習艦航海学生となる。 1933年(昭和8年)5月、伊号第62潜水艦乗組となり、伊号第71潜水艦、伊号第69潜水艦、伊号第1潜水艦、野島の各航海長などを経て、1938年(昭和13年)6月、駒橋分隊長に就任。同年11月、海軍少佐に進級。1938年(昭和13年)6月、呂号第34潜水艦乗組となり、第3潜水戦隊参謀を経て、1941年(昭和16年)4月、第6艦隊参謀に就任し太平洋戦争を迎えた。 1942年(昭和17年)11月、伊号第159潜水艦長に転じ、1943年(昭和18年)2月、伊号第27潜水艦長に異動。同年11月、海軍中佐に進級。インド洋などで通商破壊任務を遂行した。1944年(昭和19年)5月15日、インド洋で戦死し、二階級特進で海軍少将に任ぜられた〔昭和20年11月14日付 海軍辞令公報 甲 第1982号。辞令公報が発行された日付が示すとおり、戦後になって進級が認められたものであるため、1945年4月の全軍布告はありえない。〕。通商破壊任務だけで二階級特進したのは福村のみである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「福村利明」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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