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福武 總一郎(ふくたけ そういちろう、1945年12月14日 - )は、日本の実業家。ベネッセホールディンクス最高顧問。 == 来歴 == 福武書店(現ベネッセコーポレーション、ベネッセホールディンクス)創業者・福武哲彦の長男として生まれる。命名の由来は、同郷の実業家 大原總一郎。岡山県出身。早稲田大学理工学部卒業。日製産業、日本生産性本部勤務を経て、1973年福武書店に入社。 1986年、福武書店社長であった父の急死に際し、東京から岡山の本社へ戻る。当初は環境の大きな変化に戸惑うが、数ヶ月もしないうちに東京を離れたことの幸せを心底から感じるにいたる。總一郎の目には、歴史もなく自然も存在しない東京は「人間」の欠けた都市と映り始めた。岡山への帰郷は、その数年後に社名を「ベネッセ」(「よく生きる」の意味)に変更するほどに、總一郎に大きな影響を与えた。 ベネッセコーポレーションの企業メセナとして、1992年建築家安藤忠雄の設計によるベネッセハウス・ミュージアムを開設。2004年には個人資産を寄贈して直島福武美術館財団(現:公益財団法人 福武財団)を設立し、同年地中美術館、2010年に李禹煥美術館を開館。これら「ベネッセアートサイト直島」の活動により、直島は「現代美術の聖地」と国内外から評価され、2010年の瀬戸内国際芸術祭開催につながった。 2012年10月既存4公益財団法人を、美術館運営と文化・芸術による地域振興助成の「福武財団」と、岡山県の教育文化振興助成の「福武教育文化振興財団」に整理統合し理事長に就任。財団の基本財産となるベネッセホールディングス株式約600万株、及び現金・作品・資産等250億円を超える寄付を福武家は行っている。 2008年には個人で東京大学に16億5千万円を寄付し、本郷キャンパスに「情報学環・福武ホール」が建設されている。なお、東大文学部社会学科の看板教授といわれた福武直は總一郎の遠縁に当たる(http://www.u-tokyo.ac.jp/public/public01_171212_j.html )。また地球環境の保全と持続可能な社会の実現を目指して、2009年株式会社SIM-Driveと電気自動車普及協議会の設立に参画し、それぞれ会長に就任した〔。 2014年6月、グローバル化とデジタル化と対応できる人材として、外資系出身でIT(情報技術)に強く、しかも顧客目線の改革で実績がある原田泳幸に後事を託し、最高顧問に退いた。 現在はニュージーランドに在住。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「福武總一郎」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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