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『私の花物語』(わたしのはなものがたり)は、壺井栄の小説である。吉屋信子の『花物語』に触発されて書き始め、1950年代に複数の雑誌で発表された。単行本として『私の花物語』『続私の花物語』が刊行され、さらに続編の単行本である『小さな花の物語』も刊行された。 == 作品解説 == 10代後半の読者を想定して書かれた1話読み切り形式の連作短編集である。1編ごとに吉屋の『花物語』同様に花にちなんだ表題が掲げられているが、花というよりは野草を題に掲げている作品が多い点や「明るい健康なロマンシズムとユーモアにあふれている」〔『柿の木のある家』 252頁。〕点は、『花物語』と異なる。そして、女学生が主人公であった『花物語』に対し、主人公は工場や商店に勤める男女で、彼らが仕事や人生の過程で問題に直面し、進路を切り開く姿が描かれている。 壷井は牧野富太郎の『植物図鑑』を愛読していて、すべての書物を取り上げた暴君が1冊だけ与えるとしたらどの本にするかと、夫の壺井繁治が質問した際にも『植物図鑑』と即座に答えるほどであった〔『わたしの花物語』 91頁。〕。常に仕事机のそばに置いて見知らぬ野草を調べ、毎年夏に避暑と仕事を兼ねて軽井沢に出かける際にも携帯し、深い関心と知識を抱いていた〔が、その博識を生かした綿密な描写が作品からうかがえる〔『をつくった壷井栄』 172頁。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「私の花物語」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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