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私の花物語 : ミニ英和和英辞書
私の花物語[わたしのはなものがたり]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [わたし, し]
  1. (n,adj-no) I 2. myself 3. private affairs 
: [はな]
 【名詞】 1. flower 2. petal 
花物 : [はなもの]
 (n) flowering plant
: [もの]
 【名詞】 1. thing 2. object 
物語 : [ものがたり]
  1. (n,vs) tale 2. story 3. legend 
: [ご]
  1. (n,n-suf) language 2. word 

私の花物語 : ウィキペディア日本語版
私の花物語[わたしのはなものがたり]

私の花物語』(わたしのはなものがたり)は、壺井栄小説である。吉屋信子の『花物語』に触発されて書き始め、1950年代に複数の雑誌で発表された。単行本として『私の花物語』『続私の花物語』が刊行され、さらに続編の単行本である『小さな花の物語』も刊行された。
== 作品解説 ==
10代後半の読者を想定して書かれた1話読み切り形式の連作短編集である。1編ごとに吉屋の『花物語』同様に花にちなんだ表題が掲げられているが、花というよりは野草を題に掲げている作品が多い点や「明るい健康なロマンシズムとユーモアにあふれている」〔『柿の木のある家』 252頁。〕点は、『花物語』と異なる。そして、女学生が主人公であった『花物語』に対し、主人公は工場や商店に勤める男女で、彼らが仕事や人生の過程で問題に直面し、進路を切り開く姿が描かれている。
壷井は牧野富太郎の『植物図鑑』を愛読していて、すべての書物を取り上げた暴君が1冊だけ与えるとしたらどの本にするかと、夫の壺井繁治が質問した際にも『植物図鑑』と即座に答えるほどであった〔『わたしの花物語』 91頁。〕。常に仕事机のそばに置いて見知らぬ野草を調べ、毎年夏に避暑と仕事を兼ねて軽井沢に出かける際にも携帯し、深い関心と知識を抱いていた〔が、その博識を生かした綿密な描写が作品からうかがえる〔『をつくった壷井栄』 172頁。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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