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私掠船(しりゃくせん、)とは、戦争状態にある一国の政府から、その敵国の船を攻撃しその船や積み荷を奪う許可、私掠免許を得た個人の船をいう。 == 概要 == 海軍の任務の一つに自国の通商路(シーレーン)の維持と、敵国の通商路の破壊がある。大航海時代以後、航路が世界規模になるにつれてカバーしなければならない海域が広大となり、海軍の能力が及ばない事態が生じてきた。各国は解決策として民間船に私掠免許を発行した。 私掠船は海軍力の不十分な後進国が優勢な海軍力を持つ国家への通商破壊を目的とする場合と、海軍力が低下した国家が通商路の維持を目的として募る場合がある。前者のケースが英西戦争の英国であり、後者のケースとして18世紀のフランス私掠船の活躍が挙げられる。私掠船は複数の船からなる小艦隊が編成される事が多いが、単艦の場合もあった。初期の私掠船団は編成される度に共同持株会社が立ち上げられ、国王や貴族など、その時代の有力者が出資者となった。 私掠船は特許状を下付する以外政府に負担がかからないため、そのような意味で同時代の傭兵に類似する。反面、統制がきかず、同盟国や母国籍の船まで襲う者や、本物の海賊に転身する者も現れた。17世紀以降は私掠免許の発行時に国家に担保を前納させることで統制がとられるようになり、「捕獲法」などの法律によって運用が確立されるようになった。 私掠免許を「海賊免許」と呼称する場合もあるが、厳密には私掠船は海賊ではない。 しかし、竹田いさみのように私掠船による通商破壊を「国を挙げての海賊行為」として断罪する論者もいる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「私掠船」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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