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秋山 咲恵(あきやま さきえ、1962年-)は日本の経営者。1994年にサキ・コーポレーションを創業し、その社長を務める。 == 経歴 == 1962年、奈良県奈良市で3人姉妹の長女として生まれる〔『日経ベンチャー』2006年4月号、P.21〕。小学生の頃から読書が好きで、京都大学文学部に入学した〔。『第二の性』を読んで社会における男女の役割差別を意識するようになり、自立のために実学を学ぼうと法学部に移った〔。1987年に京都大学法学部を卒業するとアンダーセン・コンサルティングに入社し、主に金融関係の顧客を担当し、戦略企画から業務分析まで事業のシステム構築全般に携わった〔。 入社当初は大阪勤務だったが半年後に東京に転勤となったのを契機に〔、大学の写真部で出会って交際していた秋山吉宏と結婚している〔朝日新聞、2010年10月4日付朝刊、グローブ8面〕。吉宏は関西の松下電器産業研究所に勤務していたため、結婚とともに咲恵が東京に単身赴任するようになった〔。1991年にアンダーセンを退職し、その後は専業主婦として伝統芸能を学んでいたという〔『日経ベンチャー』2006年4月号、P.22〕。自分の技術を製品化に繋げたいという吉宏の考えと、その技術を高く評価する咲恵自身の起業意欲などから1994年に2人でサキ・コーポレーションを設立。社名は社長の咲恵にちなんで副社長の吉宏が命名している〔。 かながわサイエンスパーク内に15m²のオフィスを借りて最初の1年間はフリーのコンサルタントをしながら市場調査を行ない、吉宏の得意とするプリンターのスキャナー技術を応用できる事などからプリント基板の検査装置開発を手がけることを決めた〔〔。1台2,000万円ほどの既存品との差別化を計り、価格は半額・スピードは2倍というキャッチフレーズで工場に売り込みをかけ、徐々に定価を引き上げながら1996年にはシンガポールやマレーシアなど海外にも販路を広げた〔『日経ベンチャー』2006年4月号、P.23〕。キャッシュ・フローを重視し〔、無借金で経営を行ない、2007年には会社の売上高が約50億円、世界シェアは2位となった〔。この頃には社員が200人を超え、ロボット製造工場も兼ねた本社を品川インターシティ31階に移している〔。また、2003年には小泉純一郎の政府税制調査会の委員に就任し、2005年には日刊工業新聞から最優秀経営者賞を受賞した。 しかし2008年のリーマン・ショックをきっかけに海外で次々に取引のキャンセルが続き、社員を100人近く減らして2009年に本社を品川区の築40年のマンションに移した〔。ピーク時には25億円の借金を個人保証していたが、研究開発への投資を続けて2010年上半期には会社を黒字に復帰させている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「秋山咲恵」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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