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『秋期限定栗きんとん事件』(しゅうきげんていくりきんとんじけん)は2009年に創元推理文庫から刊行された米澤穂信の推理小説。 == 概要 == 〈小市民〉シリーズの第三弾。これまで連作短編形式だった前二作と異なり、上下巻で構成されたシリーズ初の長編となる。時系列は前作『夏期限定トロピカルパフェ事件』の直後となり、主人公の常悟朗・小山内の高校2年からの2学期から3年生時の2学期までの1年間が描かれ、彼らの抱える奇妙な屈託に決着がつく〔『2010本格ミステリ・ベスト10』内の著者のインタビューより〕。また、本作ではシリーズ通じて語り部だった常悟朗以外にも、本作で登場する小佐内の彼氏・瓜野高彦も語り部を担い、常悟朗と瓜野の2人による一人称視点で本作は展開される。 刊行当初の仮題は『秋期限定マロングラッセ事件』だったが、正式タイトルを決める際にマロングラッセの甘いものとして魅力的かを争点に、魅力的なタイトルは何かと話し合いが行われたという。ただし、栗きんとんやマロングラッセは作中では一種の比喩として登場している。また本作で登場する瓜野は、物語の構成にも必要だっただけでなく小佐内の心情をブラックボックスにするというシリーズの性質上から小佐内サイドの視点人物として用意されている〔。またwebサイト「Book Japan」内における著者と書評家の杉江松恋とのインタビューで、本作はアントニー・バークリーが創造した探偵であるロジャー・シェリンガムが登場する初期作品の要素を取り入れたことが明かされている〔【B.J. Interview】米澤穂信 小市民、とはいいつつ強烈な自意識をもった高校生のカップル。この先、いったいどうなるのだろう。【Book Japan】 〕。 このミステリーがすごい! 2010年版では10位を、2010本格ミステリ・ベスト10では11位を記録する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「秋期限定栗きんとん事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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