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秋本・カトリーヌ・麗子(あきもと カトリーヌ れいこ、''Reiko Catherine Akimoto''、1959年〔13巻収録エピソード(1979年元旦)で今年成人式の19歳とある〕(初期設定。連載長期化により随時スライド)7月7日〔屯田五目須と誕生日が同じである。〕 - )は秋本治原作の漫画およびアニメ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』に登場する架空の女性警察官である。 なおこの記事では、麗子の家族についても解説する。 == 人物 == 日本人とフランス人のハーフ。原作・アニメともにミドルネームが省略されて秋本麗子と表示されることが多かったが、現在は統一されてこちらの名前が使われている。プレイステーション版テレビゲームでは、苗字が秋山に変更されている。出身地は兵庫県神戸市(芦屋市と言う場合もあり、現在の実家は芦屋市の設定である)だが、海外生活が長いせいか神戸弁を使わない。新葛飾警察署交通課所属で亀有公園前派出所に勤務している。階級は巡査。 最新の設定では、身長177cm〔当初は170cmの設定だったが、133巻「おしえて両津先生 派出所七ふしぎの巻」で設定を変更した。その後、一時154巻「超セレブ警官麗子の巻」などで170cmに戻ったが、164巻「キャラに一文字の巻」で再び177cmと表記された。しかし、181巻「ARレイコの巻」で再び170cmに戻っている。〕 体重46kg(原作)→56kg(アニメ71話『追跡!名犬リョーツ』) スリーサイズ(B/W/H) = 95.3cm / 59.0cm / 90.0cm。血液型はO型。年齢は不詳(初登場時は19歳で、しばらくはリアルタイムで加齢、23歳を最後に年齢への言及がなくなり、2010年現在は他のキャラ同様に現年齢不詳となっている)。一人称は「私」。 原作・アニメでは西洋人的な純粋な金髪であるが、舞台版では茶髪、ドラマでは金髪に近い茶髪である。 神戸の貿易会社「秋本貿易」の社長である父の秋本飛飛丸(あきもと ぴゅんぴゅんまる)とフランス人でファッションデザイナーである母フランソワーズ(デザイナーネーム:マリィ・ローラン)の長女としてフランス・パリで生まれる。小さい頃は男の子が好むようなおもちゃで遊び、モデルにもスカウトされていた。5歳の時に有名菓子店のマスコットガールに選ばれフランス中に注目を集めるが、有名になりすぎてしまい、誘拐事件まで起こってしまった。しかし逆に自分で犯人を捕らえ手柄を立ててしまう。6歳の頃には別荘から抜け出して、一人で列車に乗ってパリから西ドイツにまで行ってしまうほどで、男勝りの行動力は幼少時代から発揮されていた。両親は落ち着く暇もなかったといわれている。 15歳でスイスの名門女子学校に入学する。この女子学校は寄宿舎制度で、世界中からお金持ちが集まってきていて、礼儀作法・しつけ・教養などを始めとして、実に厳しくハードな授業内容であったようである。この頃は幼少から得意だったピアノでコンクールで優勝したり、ヨーロッパケーキコンテストで入賞したり輝かしい成績をおさめた。また、寄宿舎に入った泥棒を、友人の女学生が動揺している中、追いかけて捕まえてしまったこともあった。 17歳で卒業してフランスの両親のもとに戻るが、その後父親の貿易業の地盤を築くために日本へと渡り、原作では国立大学だがアニメでは港区上品大学(上智大学がモデル)へと入学する〔上品大学は幼稚園からのエスカレーター式であるようだが、麗子は大学から入学した(アニメ第27話「超金持ち、白鳥麗次」)。〕。卒業後、父が決めた就職先を蹴り、警察学校へと入学、翌年に公園前派出所に配属され、現在に至る。 以上が単行本第69巻5話「麗子メモリアル」による設定である。 ストーリー上の初登場は原作では11巻第100話〔第11巻7話「麗子巡査登場の巻」〕、アニメでは第1話から登場(よって、アニメでは中川圭一よりも前から派出所勤務となっている)。初登場は病気の寺井洋一の補欠員として登場し、ベティ・ブープがデザインされたミニパトに乗って派出所のドアを突き破るというド派手な登場であった。当時のこち亀はまだまだ劇画調で女性キャラもあまりいない時期(麗子以外の主な女性キャラは大原大次郎の娘・角田ひろみ、佐々木洋子くらい)であった。また、お嬢様らしくワガママで、両津勘吉と対抗できるほど気の強いキャラクターにしたところ、作者曰く「意外と普通に動いてくれた」こともあり、その後レギュラーとなり、派出所の紅一点として不動の地位を得る〔あくまでも交通課から地域課(初登場当時は「警ら課」)の応援で公園前派出所に勤務している形で、つまり公園前派出所の正規の勤務員ではない。〕。また、『こち亀』に登場する全ての女性キャラの原型にもなっている。 その他、登場当時は犬嫌い(しかし、回想場面では幼い頃に犬と一緒にいた事がある)・水泳が苦手など、いくつか弱点があったり、また射撃の腕前はピカイチ(オリンピックで金メダルを取った事がある)で、両津顔負けのハチャメチャぶりを発揮していたりしていたが、年数が経つ(巻数を重ねる)につれて、犬嫌いや苦手な水泳などを克服してしまい、常識人となり、ドライビング(ただし、高速道路を200km/hで運転するスピード狂)、ファッション関係、料理、スポーツなど幅広い知識と才能を発揮し、母性も併せ持つスーパーレディとなっている(気の強さと射撃の腕前は残っている)。それだけに男性からの交際の申し込みも多いが、全て最終的に破談になっている。父親は早く麗子には結婚して欲しい(秋本財閥の跡取りが欲しい)のだが、本人はあまりその気はないようである。 上記の通り犬嫌いは克服しており、初期の頃にはルルや2000年代ではセアラという犬を飼っている。麗子はセアラをハワイに連れて行こうとしたことがあり、その時に両津が無理やりセアラと入れ替わって生活していた。原作では麗子は最後までそのことに気付かなったが、アニメでは途中で気付いたため、結末が異なる。アニメでは、セアラはその時のことを根に持っていたのか、その後の話(364話ちっちゃな両ちゃん)で再会した時に、両津の頭部に噛み付いたことがある。 また、ピアノの家庭教師もやっており、受験生の何人かを音楽大学、芸術大学に合格させている。自宅にはグランドピアノを置き、(コミックス上では、白いピアノ)防音室もある。『部長の家族幸せ計画!?』で白いピアノが登場する。 貸与される制服は着ておらず、初登場時からピンク色(緑系統や青系統に着色されることがあったが、現在では統一されている)の制服を着ているが、警視庁制服課の許可証があるため、周囲の警察官から文句を言われることはほとんどない。登場当時は現在より胸元が開いていた。また、アニメ版と原作では色は同じであるもののデザインが異なっている。また、スカートが短いのは「動きやすいから」という理由であり、一度両津に注意され標準のスカートを穿いた事があったが、痴漢を追跡する際走りにくいとして破り裂き、すぐに元の丈にもとしている。またTVドラマ版の制服も襟に黒ラインが入っているなど、デザインが変更されている。 愛車は表紙などでMini等とされたこともあったが、中川がフェラーリ F40に乗るようになった時期から、その対比としてポルシェを愛用するようになった。 金銭感覚については、社長令嬢とはいえ初期は普通で、月1500万円の小遣いを貰う見合い相手が「それでも足りない」と言うのを「使いすぎ」だと指摘して「一円を笑う者は一円に泣く」ということわざを用いたり、「親からは仕送りを貰ったことがなく、給料だけで十分」と言っていた〔25巻「わたしの両さんの巻」〕。しかし現在は異常な金銭感覚の中川側につくこともある。また、現在では東京の一等地に纏が巨大なマンションと見間違えるような建物で一人暮らしをしている。 現在では、派出所勤務の傍らで会社を何社も経営するようになり、時給はおよそ1億である。 フランスにアニー・ルモアンという7歳の従妹がおり、174巻で来日した〔174巻3話「ANNIE LEMOINE'S VISIT TO JAPAN」〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「秋本・カトリーヌ・麗子」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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