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秋田ロケット実験場 : ミニ英和和英辞書
秋田ロケット実験場[あきたろけっとじっけんじょう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [あき]
  1. (n-adv) autumn 2. fall 
: [た]
 【名詞】 1. rice field 
: [み, じつ]
 【名詞】 1. fruit 2. nut 3. seed 4. content 5. good result 
実験 : [じっけん]
  1. (n,vs) experiment 
実験場 : [じっけんじょう]
 【名詞】 1. proving ground 2. test site
: [しるし]
 【名詞】 1. (1) mark 2. (2) symbol 3. (3) evidence
: [ば]
 【名詞】 1. place 2. field (physics) 

秋田ロケット実験場 : ウィキペディア日本語版
秋田ロケット実験場[あきたろけっとじっけんじょう]

秋田ロケット実験場(あきたロケットじっけんじょう、Akita Rocket Range、略称ARR)は、秋田県由利郡岩城町(現由利本荘市)の道川海岸にあった、東京大学生産技術研究所ロケット発射実験施設である。所在地から単に道川と呼称されることもある。
== ペンシルロケット打ち上げ ==

東大生研の工学博士糸川英夫を中心とするAVSA研究班によって研究の始まった『ペンシルロケット』は、1955年(昭和30年)4月12日東京都国分寺の廃工場跡地で水平発射公開実験に成功。その後、千葉の生研実験場に場所を移して水平発射実験を継続した。
水平発射で経験を積んだ後、いよいよ上空へ向けての発射実験(飛翔実験)が行われることとなった。日本には外国のように広い砂漠がないため、飛翔実験を行うにしても海岸から打ち上げて海に落下させるほかないが、当時の海岸は米軍の管理下にあり、発射場として利用可能な場所は日本海側の限られた場所しかなかった。また、船舶航空機の航路を避けること、漁業への影響が少ないことも求められた。当初、発射場の候補地としては佐渡島男鹿半島が挙げられていたが、前者は機材の海上輸送に難があると考えられたこと、後者は手狭であったことから選から漏れた。現地調査の過程で、秋田県岩城町の勝手川河口南側の道川海岸が着目され、海岸が十分に広いこと、実験班の宿泊の便が良いことなどから、日本で最初のロケット発射場「秋田ロケット実験場」が開設されるに至った。
上空への打ち上げにあたっては、軌道を光学追跡するために四塩化チタンの発煙剤を搭載、このために全長が300mmに延長された「ペンシル300」が用いられた。
秋田ロケット実験場での最初の飛翔実験は、1955年(昭和30年)8月6日に実施された。14時18分に行われた最初の発射実験は、カウントダウンゼロの瞬間にロケットが発射台から転げ落ち、そのまま点火されたロケットが砂浜上を這いずり回るという、今となっては笑い話のような失敗であった。急遽ロケットの固定方法を改良し、15時32分、同日2回目の発射実験は成功した。到達高度600m、水平距離700m、飛翔時間16.8秒であった。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「秋田ロケット実験場」の詳細全文を読む




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