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「秋田県民歌」(あきたけんみんか)は日本の都道府県の一つ、秋田県が2曲制定している県民歌の1曲。1930年(昭和5年)に制定された。作詞・倉田政嗣、補作詞・高野辰之、作曲・成田為三。 1945年(昭和20年)の太平洋戦争終結前には山形県の「最上川」、長野県の「信濃の国」と合わせて「三大県民歌」の1曲と称されていた。現在は、1959年(昭和34年)に制定されたもう1曲の「県民の歌」と区別して「秀麗無比なる」(1番冒頭の歌詞)とも呼ばれる。 == 概要 == 教育勅語渙発40周年を記念して県が歌詞を公募し、高野辰之が採用された歌詞の補作を行った。曲は東京音楽学校に依頼されたが、同校は卒業生から県出身者の成田為三を指名して作曲に当たらせた。なお、作詞者の倉田政嗣は成田と秋田師範学校の同級生であった〔中山裕一郎 監修『全国 都道府県の歌・市の歌 』(東京堂出版、2012年) ISBN 978-4-490-20803-0 、82ページ。〕。 戦後に制定された都道府県民歌の多くに見られる行進曲調ではなく、落ち着いたテンポで滔滔と歌い上げられる。歌詞は4番まであり、田沢湖や鳥海山などに代表される自然(1番)、森林や田畑、また地下に埋蔵された豊かな資源(2番)、秋田県出身の平田篤胤・佐藤信淵、戊辰戦争などの歴史(3番)、優れた民俗性への歓喜を込めた県民の心意気(4番)を歌い上げる。 秋田県の公的な式典で斉唱されるほか、秋田県庁では終業時刻を知らせる庁内放送のBGMに本曲を使用している〔。バスケットボール・bjリーグの秋田ノーザンハピネッツやサッカー・J3のブラウブリッツ秋田の試合開始前、2001年のワールドゲームズ秋田大会などでも斉唱された。 石井歓作曲の吹奏楽と混声合唱による『大いなる秋田』の第3楽章【躍進】では1、2番が混声4部合唱として挿入されている。また、毎年8月に大仙市で開かれる全国花火競技大会(大曲の花火)のフィナーレで、地元出身のシンガーソングライター、津雲優が歌う『いざないの街』にも本曲の歌詞の一部が挿入されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「秋田県民歌」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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