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秋葉 實(あきば みのる、1926年 - 2015年4月11日)は、日本の歴史研究家。江戸時代の探検家・松浦武四郎研究の第一人者で、北海道紋別郡遠軽町丸瀬布地域(旧丸瀬布町)の郷土史研究や、丸瀬布地域の住民有志でつくる任意団体「山脈(やまなみ)文化協会」発行の地域新聞『山脈』の編集、北海道遺産指定の蒸気機関車「雨宮21号」の動態保存などにも貢献した。 ==経歴== 1926年(大正15年)、北海道紋別郡遠軽村武利(現・遠軽町丸瀬布武利)生まれ〔「私のなかの歴史・松浦武四郎研究会代表 秋葉実さん 1~9」『北海道新聞』夕刊、1995年3月17日付~3月29日付〕。1940年、東京市深川区(現・江東区)の材木店の養子となったあと〔、陸軍少年通信兵学校を修了〔。終戦後、出身地の丸瀬布に戻り丸瀬布郵便局に勤務した〔。丸瀬布連合青年団の機関紙の形で1948年に誕生した地域新聞『山脈』の創刊に携わり〔『新丸瀬布町史』(丸瀬布町、1994年)〕、のち1953年から1989年まで、36年間にわたって同紙の編集長を務めた。丸瀬布地域の郷土史研究にも取り組んで1963年には丸瀬布郷土史研究会の発足に関わり〔「『丸瀬布に宝』『資料発掘に業績』 秋葉さん 遠軽で悼む声」『北海道新聞』朝刊、2015年4月15日付〕、町史編集委員として『丸瀬布町史』(1974年)、『新丸瀬布町史』(1994年)の編集を手がけた〔。 『山脈』編集長として丸瀬布の郷土史編集を任され、資料収集を始めた1960年代前半〔、北海道大学附属図書館北方資料室(札幌市)で、丸瀬布の地名「ムリイ(武利)」の記述がある松浦武四郎の安政年間の日誌「廻浦日記」に出会ったことが契機となり、武四郎研究に力を注いだ〔。武四郎の著作の現代語訳に取り組んで研究書を数多く発表し、1975年に着手した「丁巳・戊午日誌」の解読には10年をかけた〔。1984年から2009年まで「松浦武四郎研究会」の2代目会長を務め〔、1988年には北海道文化賞を受賞した〔。 丸瀬布の基幹産業だった林業を支えた存在として、旧武利森林鉄道の蒸気機関車「雨宮21号」(武利森林鉄道18号形蒸気機関車)の保存運動にも尽力した〔。地元有志に呼びかけて処分費用10万円を積み立て、1957年に行われる予定だった廃車・解体を直前で阻止するとともに〔、1969年には群馬県沼田市に新設された林野庁の研修施設(現・林野庁森林技術総合研修所林業機械化センター)の展示物として、保存していた旧丸瀬布営林署から運びだそうとした林野庁側の計画に反対する署名活動を町とともに行い〔、1976年の丸瀬布町への移管と1980年の再整備・動態保存開始に道筋を付けた〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「秋葉實」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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