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「秘密の動物誌」(''Fauna Secreta'')とは、1991年12月に筑摩書房より刊行されたサブカルチャー書籍である。著者はジョアン・フォンクベルタ(w:Joan Fontcuberta)、ペレ・フォルミゲーラ(Pere Formiguera)で、1984年に制作開始。日本語版の翻訳は管啓次郎で監修に荒俣宏が参加している。ISBN 4-480-87154-3 == 概要 == 「世界各地に生息する珍獣・幻獣を多数採取し、膨大な観察記録を残したのち謎の失踪を遂げた動物学者、ペーター・アーマイゼンハウフェン博士の資料が発見された」と銘打ち数々の常識ではありえない生物(翼の生えたライオン・空を飛ぶゾウなど)の生態写真や解剖図などを紹介。本文・写真・データ・状況設定などは非常にリアルであり、ペーター・アーマイゼンハウフェン博士の生い立ちなども詳しく紹介されているが、これらは著者による創作である。 なお、著者フォンクベルタとフォルミゲーラは「本書の内容はフィクションである」とは書いていないが、製作ノートにおいて「現実とフィクション、自然界と想像界とは隔てる、曖昧な境界線への旅を、ぼくらははじめた」と記している。「秘密の動物誌」の当初の創作目標は「写真ドキュメントの説得力の薄弱さをしめすこと」であったが「科学的言説、認識形成メカニズムに潜む技術や策略をも考え直してみようということ」を提案している、としている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「秘密の動物誌」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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