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〔「禾+予」で構成された文字「」。JIS X 0213とUnicodeなどの文字コードには含まれており、JIS X 0213では1-89-39、UnicodeではU+25771(文字参照 : 𥝱)だが、追加面(追加漢字面)のため、環境によっては表示できない。似た文字の杼で代用されることもあるが、杼は機織りの横糸を通すものであり、本来は全く違う意味の字である。〕(じょ)および(し)は漢字文化圏における数の単位の一つ。がいくつを示すかは時代や地域により異なるが、現在では1024を示す。元々の漢字は(積み重ねる意)であり、日本で用いられるは和製漢字(国字)である。 当初は、10倍ごとに位取りの名称を定める「下数」が行われていたので、「」は109となる〔『説文解字』七篇、禾部「秭(中略)一曰数億至萬曰秭」〕。「秭」は『詩経』周頌に見え、経典に使用例のある最大の数である。 ベトナム語で、十億のことを「」というが、これは「秭」の漢字音である。 後に行われた「上数」では、は垓(1064)の垓倍で10128を指した。「中数」の万万進では垓(1032)の億倍で1040、万進では垓(1020)の万倍で1024となる。しかし下数以外で「秭」はほとんど使われることがない。 中華人民共和国で1024のような巨大な数をどのように表現するかは議論がある(垓を参照)が、科学的目的には指数表記を用いるので問題はない。 日本では江戸時代に万進に統一されたので1024となり、かつて日本統治下にあった台湾・韓国でも秭は1024となった。ただし、いずれの国でも京以上の命数が使われることはまれであり、通常は指数表記が使われる。日本でも当初はと書かれていたが、『塵劫記』のいずれかの版で「」と誤って書かれ、旁(つくり)の「予」から読み方も「じょ」となった()。今日の日本では「」(じょ)の方が一般的である。 の位および前後の位の命数は以下のようになる。上数は数が非常に多いので、一部のみを表示している。 英語の単位 (short scale) では、1は septillion に相当する。''〔「禾+予」で構成された文字「」。JIS X 0213とUnicodeなどの文字コードには含まれており、JIS X 0213では1-89-39、UnicodeではU+25771(文字参照 : 𥝱)だが、追加面(追加漢字面)のため、環境によっては表示できない。似た文字の杼で代用されることもあるが、杼は機織りの横糸を通すものであり、本来は全く違う意味の字である。〕(じょ)および(し)は漢字文化圏における数の単位の一つ。がいくつを示すかは時代や地域により異なるが、現在では1024を示す。元々の漢字は(積み重ねる意)であり、日本で用いられるは和製漢字(国字)である。 当初は、10倍ごとに位取りの名称を定める「下数」が行われていたので、「」は109となる〔『説文解字』七篇、禾部「秭(中略)一曰数億至萬曰秭」〕。「秭」は『詩経』周頌に見え、経典に使用例のある最大の数である。 ベトナム語で、十億のことを「」というが、これは「秭」の漢字音である。 後に行われた「上数」では、は垓(1064)の垓倍で10128を指した。「中数」の万万進では垓(1032)の億倍で1040、万進では垓(1020)の万倍で1024となる。しかし下数以外で「秭」はほとんど使われることがない。 中華人民共和国で1024のような巨大な数をどのように表現するかは議論がある(垓を参照)が、科学的目的には指数表記を用いるので問題はない。 日本では江戸時代に万進に統一されたので1024となり、かつて日本統治下にあった台湾・韓国でも秭は1024となった。ただし、いずれの国でも京以上の命数が使われることはまれであり、通常は指数表記が使われる。日本でも当初はと書かれていたが、『塵劫記』のいずれかの版で「」と誤って書かれ、旁(つくり)の「予」から読み方も「じょ」となった()。今日の日本では「」(じょ)の方が一般的である。 の位および前後の位の命数は以下のようになる。上数は数が非常に多いので、一部のみを表示している。 英語の単位 (short scale) では、1は septillion に相当する。''(し)は漢字文化圏における数の単位の一つ。がいくつを示すかは時代や地域により異なるが、現在では1024を示す。元々の漢字は(積み重ねる意)であり、日本で用いられるは和製漢字(国字)である。 当初は、10倍ごとに位取りの名称を定める「下数」が行われていたので、「」は109となる〔『説文解字』七篇、禾部「秭(中略)一曰数億至萬曰秭」〕。「秭」は『詩経』周頌に見え、経典に使用例のある最大の数である。 ベトナム語で、十億のことを「」というが、これは「秭」の漢字音である。 後に行われた「上数」では、は垓(1064)の垓倍で10128を指した。「中数」の万万進では垓(1032)の億倍で1040、万進では垓(1020)の万倍で1024となる。しかし下数以外で「秭」はほとんど使われることがない。 中華人民共和国で1024のような巨大な数をどのように表現するかは議論がある(垓を参照)が、科学的目的には指数表記を用いるので問題はない。 日本では江戸時代に万進に統一されたので1024となり、かつて日本統治下にあった台湾・韓国でも秭は1024となった。ただし、いずれの国でも京以上の命数が使われることはまれであり、通常は指数表記が使われる。日本でも当初はと書かれていたが、『塵劫記』のいずれかの版で「」と誤って書かれ、旁(つくり)の「予」から読み方も「じょ」となった()。今日の日本では「」(じょ)の方が一般的である。 の位および前後の位の命数は以下のようになる。上数は数が非常に多いので、一部のみを表示している。 英語の単位 (short scale) では、1は septillion に相当する。 ==使用例== 放射性崩壊が実際に観測された中で最長の半減期を持つ核種であるテルル128の半減期は22000垓年である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「じょ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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