|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 効 : [こう] 【名詞】 1. efficacy 2. benefit 3. efficiency 4. effect 5. result 6. success ・ 効果 : [こうか] 1. (n,adj-no) effect 2. effectiveness 3. efficacy 4. result ・ 会 : [かい] 1. (n,n-suf,vs) meeting 2. assembly 3. party 4. association 5. club ・ 会計 : [かいけい] 【名詞】 1. account 2. finance 3. accountant 4. treasurer 5. paymaster 6. reckoning 7. bill ・ 計 : [けい] 1. (n,n-suf) plan
税効果会計(ぜいこうかかいけい、、〔U.S. GAAPでは"Tax-effect Accounting"という単語は用いない。U.S. GAAPは、税効果会計以外の手法で法人税を扱うことを認めていないため、税効果会計とそれ以外の手法を区別する必要性が無いためと思われる。http://www.fasb.org/pdf/fas109.pdf〕)は、企業会計上の資産又は負債の額と課税所得計算上の資産又は負債の額に差異がある場合において、法人税等の額を適切に期間配分することにより、税引前当期純利益と税金費用(法人税等に関する費用)を合理的に対応させることを目的とする会計上の手続きである。日本においては、資産負債法に基づき税効果会計を適用するため、企業会計上と課税所得計算上の資産ないし負債の額が相違する場合において税効果会計を適用する。 なお、専ら会計側からのアプローチであり、適正な税引後当期純利益を表示したいが為の調整であるので、納税額に影響はなく、節税効果とは無関係である。 == 概要 == * 企業会計上の損益認識時期(どの会計期間に計上されるか)と税法上の損益認識(認容)時期は必ずしも一致しない。この結果、企業会計上の税引前当期純利益に対して一定税率で課税されるはずの法人税等は、必ずしも税引後当期純利益(最終利益)とは対応しない。 * 企業会計も税法も発生主義の立場で損益を認識するのは一致している。しかし、企業会計は企業会計原則や諸会計基準のとおりに損益を認識するのに対して、税法は公平性の確保と租税回避行為の排除を重視して損益を認識するため、その損益の認識基準が異なる事が多々ある。そのため法人税等の課税時期と額が会計上の「税引前利益」と合理的に対応しない場合が多々発生する。 * このような企業会計と税法における損益認識時期との差異を一時差異という。例えば企業会計上の損益による税引前当期純利益が黒字であるが、税務上の損益による法人税等の額が税引前当期純利益を上回り、税引後利益が赤字となる場合が多々生じうる(この場合、企業会計上の税引前当期純利益(=収益-費用)<課税所得(=益金-損金)となるケース)。 * 税効果会計を適用する場合には、この一時差異に対して法定実効税率を乗じた額を法人税等調整額として損益計上し、税引前当期純利益と法人税等とを合理的に対応させる会計手続きをとる。 * 税効果会計の対象となる税目には、法人税法の所得に応じた税も含まれる。法人税の他に、法人事業税の所得割、法人県民税等(都道府県)の所得割、法人市民税等(市町村)の法人税割等が該当する。ただし、それらの均等割分は除かれている。 * なお、企業会計上の損益と税法上の損益との差異のうち、交際費や受取配当金のように税務上、永久に損金、益金として認められない差異(これを永久差異という)がある。永久差異については、そもそも期間配分による当期純利益と税金費用との対応が不可能なため、税効果会計の適用対象外である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「税効果会計」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|