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『稚児の剣法』(ちごのけんぽう)は、1927年(昭和2年)製作・公開、犬塚稔監督による日本の長篇劇映画、サイレント映画、時代劇の剣戟映画である。のちの長谷川一夫、当時林長二郎の映画デビュー作であり〔長谷川一夫 、日本映画データベース、2010年3月10日閲覧。〕、犬塚稔の監督昇進第1作〔犬塚稔 、日本映画データベース、2010年3月10日閲覧。〕である〔『日本映画発達史 II 無声からトーキーへ』、田中純一郎、中公文庫、1976年1月10日 ISBN 4122002966, p.65-71.〕。 == あらすじ == 旗本五百石の二男坊で前髪姿の須田市次郎は、両国の盛り場でスリに狙われた老人を助けたことから、スリの一味の鼬の吉蔵と対立し、役人に見とがめられて近くの水茶屋に飛び込んだ。娘お町の手引きで一旦は逃げたものの、初めて刀を抜いた市次郎は剣への妖しい誘惑に駆り立てられるのだった。そして市次郎を「稚児の剣法」と嘲笑した傲慢な旗本、羽鳥完左衛門への反抗心から、夜の辻で誤って人を殺してしまう。 そのころお町は鼬の吉蔵のために芸者に売られ、あわや落花の絶体絶命、そこへ市次郎が駆け付け吉蔵を斬り、お町を救ってみせる。だが、誤って殺した人がお町の父親と知り、悩む市次郎だった。いつしか二人は愛し合うが、やがて市次郎は姿を消す。恋しい市次郎を探して江戸をさまようお町は、かねてお町に執心の羽鳥たち悪旗本に連れ去られようとする。 たまたまそこへ通りかかった市次郎は「見覚えのあるお歴々、いつぞや両国の橋の上でお目にかかった若造だ。稚児の剣法とくと御覧あれ」と叫び、あっぱれ手練を見せる。 こうして悪旗本たちをなで斬りにした市次郎だが、お町も怪我を負い、その父を殺した罪と殉愛のため、市次郎は自刃し、物語は終わりを告げる〔『舞台、銀幕六十年』(長谷川一夫、日本経済新聞社刊、昭和48年)〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「稚児の剣法」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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