翻訳と辞書
Words near each other
・ 稚樹
・ 稚武彦命
・ 稚気
・ 稚泊トンネル
・ 稚泊航路
・ 稚泊連絡船
・ 稚海藻
・ 稚狭王
・ 稚瑞照彦尊
・ 稚産霊
稚産霊命
・ 稚産霊神
・ 稚竹幼稚園
・ 稚苗
・ 稚蚕
・ 稚蚕共同飼育
・ 稚貝
・ 稚野鳥子
・ 稚高依姫尊
・ 稚魚


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

稚産霊命 : ミニ英和和英辞書
稚産霊命[めい, いのち]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [うぶ]
  1. (adj-no) innocent 2. naive 3. unsophisticated 4. inexperienced 5. green 6. wet behind the ears
: [れい]
 【名詞】 1. soul 2. spirit 3. departed soul 4. ghost 
: [めい, いのち]
 【名詞】 1. command 2. decree 3. life 4. destiny 

稚産霊命 ( リダイレクト:ワクムスビ ) : ウィキペディア日本語版
ワクムスビ[めい, いのち]


ワクムスビ(ワクムスヒ)は、日本神話である。『古事記』では和久産巣日神、『日本書紀』では稚産霊と表記される。神名の「ワク」は若々しい、「ムスビ」は生成の意味であり、穀物の生育を司る神である。
『古事記』では食物神のトヨウケヒメ(豊受比売神)を生み、『日本書紀』ではその体から五穀が生じている。
== 記述 ==
古事記  
『古事記』では神産みの段に登場する。イザナミ(伊邪那美命)が火の神・カグツチ(火之迦具土神)を生んで火傷をし、病に伏せる。その尿(ゆまり)から、水の神・ミズハノメ(弥都波能売神)が生まれ、次にワクムスビが生まれたとしている。食物(ウケ)の神である、トヨウケヒメを娘とする。
日本書紀
『日本書紀』では第二の一書に登場する。イザナミが火の神・カグツチを生んで死ぬ間際に、土の神・ハニヤマヒメ(埴山姫)と水の神・ミズハノメを生む。そこでカグツチがハニヤマヒメを娶り、ワクムスビが生まれたとしている。そして、この神の頭の上に蚕とが生じ、臍(へそ)の中に五穀が生じたとしている。
これは、『古事記』のオオゲツヒメ(大気都比売)や、『日本書紀』第十一の一書のウケモチ(保食神)のような、食物起源の神話となっている。しかし、この2柱の神の場合は、殺された死体から穀物が生じているのに対し、ワクムスビの場合は殺される話を伴っていない。このため、かつてはワクムスビの単純な形が古いとされていたが〔日本思想体系1 『古事記』 岩波書店 1982年 339頁。〕、現在は、「ハイヌウェレ型神話」が簡略化され、結末の部分だけが残されたものといわれている〔吉田敦彦 『小さ子とハイヌゥレ』 みすず書房 1976年 21頁。〕。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ワクムスビ」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.