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稲葉 真弓(いなば まゆみ、1950年3月8日 - 2014年8月30日)は、日本の女性小説家、詩人。本名は稲葉 眞弓(読みは同一)。 == 来歴・人物 == 愛知県海部郡佐屋町(現:愛西市)生まれ。愛知県立津島高等学校卒業。その後東京デザイナー学院名古屋校を卒業し、名古屋市内の建築デザイン会社に勤務しながら、同人誌「作家」に作品を発表する。1973年『蒼い影の痛みを』で女流新人賞を受賞。これを期に上京し、編集プロダクションに勤務しながら作家活動を本格的に始める。1980年『ホテル・ザンビア』で作品賞〔作品社が1980年に創刊した文芸雑誌「作品」(寺田博が編集長)の創刊記念として制定した新人作家を対象にした文学賞。花井俊子と同時受賞。だが、雑誌が通巻7号で休刊したために、第2回以降はなかった。〕を受賞。1990年『琥珀の町』で第104回(1990年下半期) 芥川龍之介賞候補となり、1992年、女優・作家の鈴木いづみとサックス奏者の阿部薫を描いた実名小説『エンドレス・ワルツ』で女流文学賞を受賞。1995年『声の娼婦』で平林たい子文学賞(小説部門)を受賞、『繭は緑』で泉鏡花文学賞候補となる。この頃から三重県志摩半島の小さな湾で見たキジの美しさに魅せられ、土地を購入して別荘を建て、定期的にこの別荘で過ごすことが多くなる。1997年、『朝が二度くる』で川端康成文学賞候補となり、2000年は『七千日』、2005年は『私がそこに還るまで』と三度も川端賞の候補となった。また2002年には、詩集『母音の川』で萩原朔太郎賞候補となった。2008年、志摩半島での生活を題材とした短篇小説集『海松』で川端康成文学賞を受賞、四度目の候補での受賞となった。2009年、『海松』で第141回(2009年上半期) 直木三十五賞大衆選考会推薦候補となり、2010年『海松』で芸術選奨文部科学大臣賞(文学部門)を受賞。愛知淑徳大学大学院文化創造研究科非常勤講師に就任。2011年、『半島へ』で谷崎潤一郎賞を受賞、中日文化賞を受賞。日本大学芸術学部非常勤講師に就任。2012年、『半島へ』で親鸞賞を受賞。日本大学芸術学部教授に就任。2014年4月29日、紫綬褒章を受章。 80年代後半から90年代初頭にかけて倉田悠子の変名を用いて『くりいむレモン』などのノベライズやファンタジー小説を執筆していた時期がある〔「新潮」2014年6月号『私が“覆面作家”だったころ』〕。 2014年8月30日、膵臓癌のため、東京都品川区のNTT東日本関東病院で死去〔作家で詩人、稲葉真弓さん死去 産経新聞 2014年8月31日閲覧〕。。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「稲葉真弓」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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