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空中機動作戦(くうちゅうきどうさくせん)の目的は、地上部隊では即応できない緊急かつ緊要な時期に部隊を空中機動させ、重要目標の攻撃、要点の占領、危機正面に対する対処・増援を行い、作戦全体の遂行を容易ならしめる事にある。すなわち、空中機動後に何らかの形で地上の作戦・戦闘を実施する事をねらいとする場合であって、単なる空輸による移動は含まない。 空中機動作戦には、空挺(エアボーン)作戦とヘリボーン作戦があり、これらはそれぞれ単独又は一体となって行われる。また、その部隊規模に応じ、戦略的あるいは戦術的に運用される。 空挺作戦は、陸上部隊及び航空部隊をもって行う統合作戦であり、ヘリボーン作戦はヘリコプター部隊により輸送可能な部隊をもって行う作戦である。 == 特性 == 空中機動作戦は、地上作戦における困難な地形・障害及び敵の抵抗を回避して迅速な空中機動を行い、所望の地域に目標を自由に選定して敵を攻撃できるので、敵の即背に対して常に脅威を与えるとともに、作戦における部隊運用の融通性及び奇襲の可能性を増大できる利点を有する。 しかし、空輸能力、気象条件、航空優勢獲得の程度等による影響が大きい。降着部隊の車両及び長射程の火力の不足は、降着部隊の地上作戦・戦闘能力を大きく制限し、また降着直後においては、部隊の分散及び指揮・通信の統一の困難性のため組織的な戦闘力の発揮に弱点を有する。 空挺作戦は、特別に編成・装備・訓練された部隊を使用し、長大な距離を迅速に機動して作戦する。航空機の性能・数量によっては、相当の重装備の携行が可能であり、又、状況によっては敵の直上に降下して戦闘できる。空挺部隊は、使用方面の決定後においては、運用に関して当該方面総監から特定事項について指揮を受け、降着後は、当該方面隊に配属されるのが通常である。 ヘリボーン作戦は、空挺作戦に比して、作戦準備、指揮統制等が容易であり、軽易に実施する事が出来る。又、地形・気象等の利用により空中機動の秘匿性に富むともに、降着後迅速に戦闘力を発揮できる。状況により、ヘリコプター火力の援護下、敵部隊の側背等に近接する等、柔軟な運用が出来る。ヘリボーン部隊は、通常、方面隊の作戦構想に基づきこれを運用する。 空中機動作戦の作戦目標は、空挺作戦とヘリボーン作戦の特性を考慮して慎重に決定しなければならない。 現在の陸上自衛隊では、空挺作戦を行うための第1空挺団や空中機動力を高めた旅団である第12旅団などが置かれている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「空中機動作戦」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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