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空気望遠鏡(くうきぼうえんきょう、又は空中望遠鏡)とは、17世紀後半に開発された天体望遠鏡の1種である。対物レンズと接眼レンズが大きく離れており、鏡筒がない構造のものを指す。対物レンズは高い柱などに取り付けられる。観察者は手元に置いた接眼レンズを対物レンズに向けて観察する。対物レンズと接眼レンズはワイヤーで連結されており、対物レンズはで固定されているため、観察者はワイヤーを使って望遠鏡の向きを調整することができる。 この望遠鏡の発明者は明確ではないが、有力な説の1つによれば、オランダの天文学者、クリスティアーン・ホイヘンスが兄コンスタンティンとともに開発したと言われている。 == 発明とその応用の歴史 == === 長鏡筒望遠鏡 === 17世紀から18世紀前半にかけて、高倍率の望遠鏡開発が進められたが、いいものはできなかった。望遠鏡の倍率を上げるためにレンズを巨大化すると、画像にハロー(光輪)が生じて画質が低下するためである。人々は、ハローの原因が、光の屈折率が波長ごとに異なるため、すなわち色収差によるものであることを突き止めた。そして、色収差を悪化させずに観察対象の大きさを2倍にするためには、焦点距離を4倍にしなければならないことも理解した。 これを解決するため、ポーランドの天文学者ヨハネス・ヘヴェリウスは、の鏡筒を持つ天体望遠鏡を作っている。(このヘヴェリウスの望遠鏡も、完全な鏡筒を持っているわけではないので、空気望遠鏡とされる場合もある〔例えば Dr. Barbara J. Becker Exploring the Cosmos 〕。)しかし、このような鏡筒を支えるためには、巨大な柱とクレーンが必要だった。この構造では、望遠鏡の向きを大きく変えることができず、微風でも大きく振動し、時には壊れてしまうこともあった〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「空気望遠鏡」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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