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空狐(くうこ)とは、妖狐の位において二番目に当たる。天狐・空狐・気狐・野狐の順「善庵随筆」 天狐が1000歳、空狐が3000歳とされるように妖力においては空狐が最上位とされる。 == 概説 == 曲亭馬琴らによる文政時代の奇談集『兎園小説』によれば、3000年以上生きた狐のことであり、通力自在の大神狐とされている。 安政時代の随筆『宮川舎漫筆』には、空狐が人間に憑いたという話がある。それによれば、犬に噛み殺されて魂のみとなっていた空狐が、久しく住んでいた上方から江戸へ向かう途中に一休みのため、長崎源次郎という者の家に仕える小侍に憑き、しばらく体を借りていた。それから数日間、空狐が源次郎に語ったところによれば、空狐はさまざまな術を使いこなすものの、人間に害を与える野狐と異なり、あくまで正直者や、愚鈍で生活に窮している者を助けるために術を使うのだといい、実際にその空狐は自分の憑いている小侍の疳の病を治療した。さらに源平、壇ノ浦、関ヶ原などの合戦の物語を語り、周囲の人々を楽しませて評判を呼んだ後、5日後に小侍から離れて行った。この空狐は去り際に源次郎への礼として書き物をしたためており(画像参照)、空狐の説明によればこれは「白川唯一神道之極意、唯授一人之伝」というもので、書中の「人一行」は社(やしろ)の形を指し、「天日」が狐の名だという。この話は源次郎の家に同居していた親類の長崎半七郎の実見談として、半七郎の息子の長崎文理が「狐ものがたり」と題して、『宮川舎漫筆』に収めている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「空狐」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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