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空知太駅(そらちぶとえき)は、北海道空知郡奈江村南空知太(現・砂川市空知太)にあった、北海道炭礦鉄道空知線(現在の函館本線の一部)の駅(廃駅)である。北海道官設鉄道上川線との接続により、廃駅となった。なお、当時の呼び方は空知太停車場であるが、ここでは現代の呼び方で空知太駅に統一する〔記事名はウィキペディアのガイドライン「」による。〕。 == 概要 == 本線を砂川駅まで延伸した北海道炭礦鉄道は、引き続き空知川上流の炭田開発の意図を持って、当初計画では空知川対岸の滝川側にあった空知太駅逓所(現・滝川市新町3丁目)近くまで敷き、また空知川手前から赤平方面へ分岐線を敷設する予定であったが、小道すらほとんど無い原生の沼沢地帯の軟弱な地盤による難工事の連続と資金難から、渡船の船着場や対岸の駅逓所とも離れた空知川手前の辺鄙な場所へ延伸しただけで終え、当駅を設けた〔北海道炭鉱汽船70年史 附図「従室蘭至空知太鉄道線路図」。政府や北海道庁との取り決め通りならば、(位置は現在と異なるが、)滝川駅は北海道炭礦鉄道側が空知太駅として設けるはずであった。結局はそれを反故にした形になり、この問題は夕張線の勝手なルート変更と共に、薩摩閥の独占を快く思っていなかった勢力からの格好の糾弾対象となり、大きな政治問題と化して社長の堀基の更迭へと発展した。〕〔北海道炭礦鉄道会社 第三回営業報告(明治23年下期)によれば、当初計画では砂川-空知太間は 4哩(マイル)2,140呎(フィート)、約7.1km であった。〕。その後、北海道官設鉄道が滝川方から延伸して空知川を渡って接続し、北海道炭礦鉄道との協議によって砂川駅を共同使用駅とする契約の際に廃駅となった。なお、当駅の駅舎(本屋)は滝川駅に移設されて初代駅舎に使用された〔滝川市史〕。廃止後は北海道炭礦鉄道と北海道官設鉄道の分界点として空知太または空知川の名前が残った〔停車場変遷大事典 国鉄・JR編 JTB 1998年出版。〕。 その後、昭和時代にほぼ同じ地点に日本国有鉄道函館本線の空知太信号場、のち仮乗降場が設けられ、客扱いをしていた時期がある(「関連項目」参照)。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「空知太駅」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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