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空調服(くうちょうふく)とは、日本の企業「株式会社空調服」、および、同社が夏場の衣服内気候環境を改善することを目的として開発し発売している「電動ファン内蔵上着」の商品名である。 ここでは主に商品としての空調服について記述する。 == 概要 == 空調服とは、着ることによって「人体が本来備えている生理クーラー」をより積極的に活用できるようにする空調装置であるとされる〔公式サイト説明より〕。人体には、体が求めている冷却量に対応した量の汗が出るように促して、皮膚の表面から汗を蒸発させることで、気化熱を奪わせて身体を冷却し体温を一定に保つ、ホメオスタシスの体温調節機構が備わっている。汗を蒸発させるためには体の表面にそって空気が十分に流れていることが必要である。空調服ではファンを用いる事で、衣服内に強い空気の流れを強制的に起こして、衣服内気候を変えることで汗の蒸発を促して、体が本来持つ汗による冷却効果を高めているとされる。 屋内の空間すべてを冷やす従来型のエアコンと比べて、単三乾電池で稼動するこの製品を使えば電気代は97%削減となり〔熱中症対策、予防特集/SAFETY JAPAN/日経BP社 “着る”ことで涼しく快適に過ごす「空調服」 〕、家電製品と比較した場合格段に少なくて済む。夏場の消費電力の大幅な削減が期待できる、省エネルギーの環境面も配慮した製品である。また、これまで空調設備が使用できないとされてきた特殊な条件下の工場や、屋外といった環境でも、涼しくすごす事ができるようになるのも、大きなメリットであるとうたわれている〔。 ソニーを早期退職した市ヶ谷弘司が1998年に東南アジアを旅した事が、空調服の開発を始めるきっかけとなった。「東南アジアの人々がエアコンを使うようになれば、エネルギー危機が起き、環境問題につながってしまう」と考えた市ヶ谷は、6年がかりで空調服を完成させた。はじめは宇宙服や脳低体温療法用のブランケットと同じ水冷式だったが、改良を経て空冷式に変更。その後、パワフル・省電力な、静音ファンの試作を重ねて、3年後に販売までこぎつけた。 東急ハンズなどの一部の店舗では、空調服の試着ができる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「空調服」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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