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突入電流(とつにゅうでんりゅう)あるいは始動電流(しどうでんりゅう)、インラッシュカレント (inrush current)〔http://www.ametherm.com/Inrush_Current/inrush_current_faq.html 〕とは、電気機器に電源を投入したときに、一時的に流れる大電流の事である。 電動機や変圧器/トランス (transformer) などを使った巻き線機器/誘導子/インダクタンス (inductance)、大容量の平滑コンデンサやデカップリングコンデンサ (decoupling capacitor) を持つ機器、あるいは白熱電灯などは、電源投入時に定常状態で流れるよりもはるかに大きな電流が流れる事が知られており、このような大電流の事を突入電流と呼んでいる。 雷など外的な要因によって発生する電気回路への大電流の流入は、サージ電流 (surge current) として区別する。しかし、対策としては同様な手法をとる場合が多い。 == 原因 == 白熱電灯などは、電源投入直後はフィラメント (filament) がまだ冷たいためにその抵抗が小さく、それゆえに大電流が流れる。発熱してフィラメントが温まると抵抗が大きくなるために流れる電流は小さくなるのである。 大容量の平滑コンデンサやデカップリングコンデンサを持つ機器の場合は、電源投入時にまずそれらのコンデンサを充電する必要があることが突入電流の原因となる。電源投入時にはコンデンサは充電されていないことからゼロボルトの定電圧源と等価であり、大電流が流れる事となる。コンデンサの容量が小さければ、回路のインダクタンスの関係で電圧が完全に上がりきる前に充電されてしまうので悪影響は少ないが、特に大容量の場合には注意が必要である。 巻き線機器の場合は電源投入時からインダクタンスが定常状態に至るまでの間に生ずる場合(例えば電動機・ソレノイド (solenoid) など)と、鉄心等の残留磁気と交流電源の投入位相に起因する磁気飽和により生ずる(変圧器など〔変圧器励磁突入電流抑制制御装置の開発 (九州電力)〕)場合とがある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「突入電流」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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