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竜宮童子(りゅうぐうどうじ、龍宮童子とも)は、日本に伝わる昔話に登場する、人間の願いをかなえる力を持っている龍宮の子供。 == 概要 == 主な展開は以下のようなものである。 年の瀬に正月用の松(あるいは薪など)を売っていたおじいさんがいたが、一向に品物が売れない。売れ残っても商売にならないため「龍宮にさしあげます」と言って水中に叩き捨ててしまう。帰ろうとすると龍宮に招かれ、もてなしを受けたあと一人の子供(龍宮童子)を贈られる。帰宅後、その子供がおじいさんとおばあさんの願うものを次々と出してくれるため、とても裕福になるが、その子供は非常に汚い(あるいはみにくい)ため、邪見にされて追い出されてしまう。すると今まで出してくれた金品は全て失われてしまい、家はもとのように貧しくなってしまった。 竜宮童子自体が一定の条件を満たすことによって金品を生み出す行為をする場合もあり、その場合は欲を出し過ぎてその行為を過剰おこない、竜宮童子を失ってしまう結末などがある〔関敬吾『日本昔話大成』第11巻 角川書店 1980年 50頁〕。 熊本県などにつたわる同様の昔話は、はなたれ小僧さまという題名でも紹介されており、その名でも知られている。はなたれ小僧様には毎日エビのなますを三度に分けて食べさせてあげなければならなかったが、裕福になるにつれてそれが面倒くさくなり、与えるのをやめてしまうことで富を失ってしまう〔柳田國男『柳田國男全集』5(『日本昔話集』) 1998年 筑摩書房 ISBN 4-480-75065-7 32-33頁〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「竜宮童子」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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