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竜部(りゅうぶ、旧漢字:龍部)は、漢字を部首により分類したグループの一つ。康熙字典214部首では212番目に置かれる(16画の最初、亥集の26番目)。 「龍(竜)」字は古代中国における伝説上の動物である竜を表す。体が蛇のように長く、鱗や爪をもち、雲を起こし、雨を降らすことができる。『易』文言伝に「雲は龍に従い、風は虎に従う」とある。また神異の霊獣として『礼記』礼運篇には麟・鳳・亀とともに四霊の一つに挙げられている。さらに「龍」字は星座の名であり、四象の1つである東方蒼龍七宿を表した。また星の名であり、木星を指すこともあった。その他、駿馬を指し、「龍駒」という術語を作った。また竜は帝王の象徴であるので、天子しかもてないものに「龍」がつけられ、その御旗を「」、その車を「龍輿」「龍駕」「龍馭」などと呼んだ。 偏旁の意符としては竜や竜に類似した動物に関することを示すが多くはない。ロウやリョウといった音を表す声符として使われることが多い。 龍部はこのような意符を構成要素にもつ漢字を収め、また声符を構成要素にもつ漢字のうち他の部に分類しきれなかったものを収めている。 == 字源 == 小篆の字形については『説文解字』が、「肉」と「飛」を意符、「」を「童」の省略形で声符とする形声文字であるという。甲骨文や金文など古文字を見ると、「肉」部分は大きな口あるいは髭をもった頭であり、「飛」部分は長い蛇身の形である。「」は角あるいは装飾と思われるが、「鳳」の古字などにも見られることから神霊たることの証を表すのかも知れない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「竜部」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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