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競馬太刀(けいばたち、くらべうまのたち)とは、日本の古式競馬において用いられた、太刀を模した木製の模擬刀である。 == 概要 == 日本の古式競馬(くらべうま)において用いられる、尻鞘(尻毛鞘)〔刀装具の一つで、太刀を雨水や物損から守るために毛皮で作られた覆い。騎乗した際に太刀の鞘尻が馬を不意に叩いてしまうことを防ぐためのものでもあった。実用の他、装飾目的でも盛んに用いられ、高級なものは虎や豹、ヤクといった舶来の毛皮を用いて作られていた。〕を掛けた毛抜形太刀を模して作られた木製の太刀拵(木太刀)で、太刀を模した模擬刀だが、鞘と柄が一体となった形で、刀身はなく、「刀を抜く」ことはできない。尻鞘の部分も木で形取られて作られており、足緒〔太刀を腰から下げて「佩く」ために太刀金具と太刀緒を結ぶために用いる革製の帯。古式太刀の場合は燻革(ふすべかわ:松葉などの煙でいぶした革。武具に使うものは鹿革をいぶしたものが一般的である)を用いる。〕と手貫緒〔刀を取り落とさないよう、柄頭の部分に通して用いる紐。これを手に通して戦闘時の脱落防止とした〕以外は全て木製で、漆を掛けて仕上げられている。 現代に残る遺物から見るに、鞘部分は黒漆掛け、柄部分は黒漆掛けに朱漆で部分〃に飾り塗りとし、尻鞘は朱漆に黒漆で虎紋や豹紋を描いたものが標準の様式であったと見られる。 現在でも同様のものが京都上賀茂神社で毎年5月5日に行われる競馬会神事(賀茂競馬)においては用いられており、黒漆塗鞘の毛抜形太刀を模したものに、毛皮を模した紋様に染め抜かれた鞘掛〔尻鞘と同様、太刀を雨水や物損から守るための刀装具の一つ。毛皮で作られてないものはこちらの名で呼ばれる〕を被せたものが使われている〔京都の旅・らくたびの日帰り散策「京都さんぽ」レポート 2008年05月05日「上賀茂神社競馬会神事と大田神社カキツバタ」 画像5枚目 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「競馬太刀」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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