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竹伐狸、竹切狸(たけきりだぬき)は、京都府南桑田郡保津村大年(現・亀岡市)に伝わる狸の妖怪〔村上健司編著 『妖怪事典』 毎日新聞社、2000年、210頁。ISBN 9784620314280。〕。 == 概要 == 山の竹藪の中に棲んでおり、竹を切る音を立てて人を化かす古狸。夜になると竹薮から「チョン、チョン」と竹の小枝を払う音が聞こえ、さらに「キィキィ」と根元を切る音がし、最後には「ザザッ」と竹が地面に倒れる音がする。夜が明けてからその竹薮に行っても、竹が切られた痕跡はないというものである〔〔水木しげる 『図説 日本妖怪大全』 講談社〈講談社+α文庫〉、1984年、275頁。ISBN 9784062560498。〕。 京都のほか、兵庫県の山奥〔、鳥取県でもこのような怪異が起きたといわれる〔水木しげるロードの妖怪たち (さかなと鬼太郎のまち 境港市観光ガイド 内) 2008年6月21日閲覧〕。静岡県磐田郡阿多古(現・浜松市天竜区)ではこうした音の怪異を山囃子(やまばやし)といい〔〔『妖怪事典』 352頁。〕、人気のない夜の山奥から笛や太鼓などの神楽囃子の音が聞こえるともいう〔多田克己 『幻想世界の住人たち IV 日本編』 新紀元社〈Truth in fantasy〉、1990年、31頁。ISBN 9784915146442。〕〔民間伝承 3巻11号通巻34号 妖怪名彙 (怪異・妖怪伝承データベース 内) 2008年6月23日閲覧。〕。何十人もの人が同時に聞いたという例もあり、幻聴や幻覚の類では決してなかったと証言している〔。狸の腹鼓とも〔、山の神の鳴らす音楽ともいうが、現代の科学者からは一種の気象学的な現象と推測されている〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「竹伐狸」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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