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竹内関数(たけうちかんすう)は、プログラミング言語処理系のベンチマークなどに使われる、再帰的に定義された関数である。 == 概要 == 再帰的に定義される、3個の引数 ''x'', ''y'', ''z'' をとる次のような関数である。 定義からわかるように処理を次々にたらい回しにしていくことから、たらいまわし関数、たらい関数 (''Tarai function'') とも呼ばれる(後述のマッカーシー版との混同を避けるためこの名で呼ばれることのほうが多いが、こちらの定義のほうがオリジナルである。マッカーシー版を特にTak関数として区別する場合もある)。電電公社研究員(当時)の竹内郁雄が、1974年の夏前の頃、このような特性のある関数をあれこれ考えていた、ある日の午前に思いついたものである〔ハッカーの遺言状──竹内郁雄の徒然苔第18回:問題児も悪くない | サイボウズ式 〕。竹内関数と命名したのは野崎昭弘である〔野崎昭弘『計算機数学』(共立出版、1984年)〕。与える数によって関数の再帰呼び出しの回数が非常に増え、計算量が大きくなるため、コンピュータの性能測定などに用いられる。 他のよくベンチマークに使われる関数と比較して、たとえばフィボナッチ数を何の工夫もなく計算するいわゆるダム(dumb)フィボナッチと比較して、計算量を増やしても、たいして大きな数の計算が必要ない(ワード長の整数演算さえ実装していれば十分)、再帰がたいして深くならない(たいした量のスタックを使えなくても十分)、といった特性があり、関数呼び出し(と戻り)のオーバーヘッドがものをいう、というベンチマークである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「竹内関数」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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