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竹富島(たけとみじま)は、沖縄県の八重山諸島にある島である。沖縄県八重山郡竹富町に属している。八重山の中心地である石垣島からは、高速船で約10分程(約6km)の距離にある。人口は361人、戸数165戸(2015年10月27日現在:「平成27年秋季清掃検査実績表」より。地縁団体法人竹富公民館調べ)。国勢調査によれば、262人(1995年)、279人(2000年)、330人(2005年)と漸増している〔日本の島へ行こう「沖縄県の島>八重山列島>竹富島(たけとみじま)」 〕。 「竹富」は近代になってからの当て字で、明治半ばまでは「武富」と表記されることが多く、かつてはタキドゥンと呼ばれていた。地元のテードゥンムニ(竹富言葉)では「テードゥン」という。 3つの集落が寄り添うように島の北西部に位置し、東集落は「あいのた」、西集落は「いんのた」、南集落は「仲筋(なーじ)」という。集落全体が、木造赤瓦の民家と白砂が撒かれた道という沖縄古来の姿を保っている。 == 概要 == 竹富島には数多くの歌謡(民謡・古謡・わらべうた)、芸能、伝承、風習などの伝統文化を継承する文化遺産の島である。町並みは、重要伝統的建造物群保存地区として選定されている。また、八重山ミンサーの一般的な「いつの世までも末永く」デザイン発祥の地である。島には「なごみの塔」「西桟橋」「小城盛」などの歴史的建造物が数多くみられ、また、保存状態が良好である。その他、「カイダー字」「藁算」「パナリ焼」(喜宝院蒐集館の収集物)など数多くの貴重な生活記録が保存されている。 さらに、島全体が西表石垣国立公園に指定されていること、日本最大規模のサンゴ礁である石西礁湖(せきせいしょうこ)に囲まれているなど、豊かな自然環境にも恵まれた島である。「星砂の浜」としてカイジ浜が観光名所として全国的に知られているが、最近は様々な蝶が飛び交うことから、「蝶の舞う島」とも称される(ただし、「竹富島憲章」では昆虫採取は禁止されている)。 温暖な気候、濃密な地域コミュニティ、年長者を敬う島民性、薬草が豊富に自生しており食べ方を熟知している、粗食や勤勉を貴ぶ習慣があるといった特色などから「長寿の島」としても知られている。そして、石垣島中心とした八重山諸島は日本で一番赤道に近い地域にある為、上空の空気も大気の揺らぎが少なく、屈指の星の綺麗な地域として知られている。 また、西側に位置する西桟橋から眺める夕陽はとても美しいことで有名である。西桟橋が現在の姿に整備されたのは1950(昭和25)年である。竹富島は隆起サンゴ礁でできているため稲作に適していない。しかし琉球王府時代の貢納対象は米であったため、島民は税を納めるために西表島へわたり通耕をしていた。米作りは1879年の琉球処分後も続けられていたが、1945年の太平洋戦争終結後、台湾や本土へ出稼ぎに出ていた出身者が大挙島に戻り島内の食糧事情は悪化した。島民の食糧確保のための桟橋整備は必須であり、近代的な桟橋を造ろうということで島を挙げて造られたのがこの西桟橋である。この西表島への通耕は本土復帰前後まで行われていた〔西表石垣国立公園竹富島ビジターセンター竹富島ゆがふ館ホームページ「今週のお知らせ」http://www.taketomijima.jp/blog/archives/000940.html〕。2005年には、隣りの島である黒島の伊古桟橋と共に、登録有形文化財に登録された。青い海に向かって一直線に伸びる桟橋は、夕暮れ時以外でとても絵になる美しい風景が楽しめる。 沖縄を代表する民謡「安里屋ユンタ」の主人公である安里屋クヤマ生誕の地である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「竹富島」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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