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竹崎島(たけざきじま)は佐賀県藤津郡太良町にある島。長崎県との境に位置し、有明海に突き出した周囲およそ4キロの火山島。 元は陸続きだったが、第四紀更新世(数十万年~200万年前)の噴火により出来た島と考えられている。島全体が小さな火山(竹崎火山)であり、多良岳火山の一部、あるいは単独の成層火山と考えられている。カルデラ火山であり、島南部にある竹崎港は、噴火口壁の一部が欠損して海水が流入してできたもので、火山国日本でも珍しい火口港である(他は鹿児島県の山川港や伊豆大島の波浮港など)。島の隆起は玄武岩の溶岩流によるものであり、紡錘形の火山弾を含むスコリアや火山灰の堆積物が港を中心に分布している。 島とはいえ、古来より潮が引いた時には飛び石伝いに渡れる程度しか離れておらず、陸繋島と看做されることが多い。現在は架橋されており、国道207号線から分岐する佐賀県道295号竹崎上田古里線が竹崎港までを繋いでいる。 == 竹崎火山 == 島を単独火山と規定した長崎大学教授山口征夫により命名された。岩石は中国大陸の火山岩と同じ性質をもつアルカリ岩系の玄武岩で、大陸系新規玄武岩類に属する。火山により火山弾・火山灰の噴出と溶岩の流出が交互に繰り返され互層を作った後、玄武岩溶岩が20メートル以上流出して小規模な溶岩台地を形成している。竹崎火山は火山内部の構造を容易に観察できる貴重な例で、火山弾を含む集塊岩層などが見られる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「竹崎島」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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