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笑い女 : ミニ英和和英辞書
笑い女[わらいおんな]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

笑い : [わらい]
 【名詞】 1. laugh 2. laughter 3. smile 
: [じょ]
 【名詞】 1. woman 2. girl 3. daughter

笑い女 : ウィキペディア日本語版
笑い女[わらいおんな]

笑い女(わらいおんな)は、土佐国山北(現・高知県香南市)に伝わる妖怪江戸時代末期から明治時代初期の作と見られる妖怪絵巻『土佐化物絵本』に記述がある。毎月1日、9日、17日に山に入るとこれに遭い、半死半生になってしまうといわれた。「勝賀瀬の赤頭」「本山の白姥」と並び、土佐の3大妖魔の一つとされる。
== 概要 ==
あるとき、樋口関太夫という者がこの言い伝えを無視し、家来たちを引き連れて山に入ったところ、17,18歳程度の女性が関太夫を指差して笑っていた。次第に笑い声が高くなり、周りの石、植物、水、風までもが大笑いしているように笑い声が轟いた。関太夫たちは慌てて逃げ帰った。家来たちは麓で気絶したものの、関太夫はどうにか無事帰還した。関太夫が死ぬまで、あの笑い声は耳に残っていたという〔。
なお、文化時代の土佐の地誌『南路志』に、これとまったく同じ物語があるが、題は「笑い男(わらいおとこ)」であり、登場する妖怪は女性ではなく、十代半ばの少年とされている。逃げ帰った関太夫が後にその笑い声を思い出すときには、耳に鉄砲を撃ち込まれたような音がしたという。
「笑い女」の名の妖怪は、同じ高知の幡多郡宿毛市土佐郡土佐山村にも伝わっており、夜の深山で姿を見せずに笑い声をあげるものといわれる。芸西村白髪では、タカサデ山という場所に2人の老婆が山菜を採りに行くと、若い女が現れて笑い出し、老婆たちもつられて笑い、女がいなくなった後も笑いこけ、その挙句に何日も熱病に侵されたという。香我美町(現・香南市)では、笑い女を退治した際に用いたという剣が、土居城の跡地にツルギ様という祠として祀られている〔。土佐山村(現・高知市)では、笑い女は麦の熟す時分に現れるという。西土佐山村では、山女郎が人前に現れて大笑いし、一緒に笑うと食われるといわれる。タヌキが笑い女の正体とされることもある。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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