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笔 ( リダイレクト:筆 ) : ウィキペディア日本語版 | 筆[ふで]
筆(ふで)とは、毛(繊維)の束を軸(竹筒などの細い棒)の先端に付けた、字や絵を書くための道具である。化粧にも用いられる。毛筆(もうひつ)ともいう。 == 概要 == 軸(柄)の部分(筆管)を手に持ち、毛の部分(穂)に墨や顔料をつけ、紙などの書く対象にその毛をなすり付けることによって、字を書いたり絵を描いたりすることができる。 穂の長さにより長鋒・中鋒・短鋒に分けられる〔筆墨硯紙事典 PP..46-47〕。材料の毛には通常、獣毛が利用される(まれに化学繊維が使われることもある)。剛毛には馬・鼬・狸などの毛が用いられ、柔毛には羊・猫・栗鼠などの毛が利用される。また「特殊筆」として、鶏・孔雀・マングース・鼯鼠の毛を用いたものや、獣毛以外にも藁や竹を使用したものも生産されている。最近は、胎毛筆と言って赤ちゃんの成長を願って、赤ちゃんの髪の毛でも記念に筆を作ることもある。剛毛と柔毛の数種類の毛をまぜて、筆に弾力をもたせて適度に書きやすくしたものを兼毫(けんごう、兼毛とも)と言う〔筆墨硯紙事典 P.2〕。 日本に現存する最古の筆は「天平筆(雀頭筆)」であるとされており、正倉院に残されている〔 神崎 茂夫、『やまびこは語る』 (単行本)、文芸社 (2002年3月15日 出版)、ISBN 9784835534527〕。
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英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Ink brush 」があります。
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