翻訳と辞書
Words near each other
・ 笠原駅
・ 笠原麻理奈
・ 笠取インターチェンジ
・ 笠取山
・ 笠取山 (奥秩父)
・ 笠取山分屯基地
・ 笠取峠
・ 笠取町
・ 笠名インターチェンジ
・ 笠名麻呂
笠地蔵
・ 笠堀ダム
・ 笠太郎
・ 笠子
・ 笠寺
・ 笠寺出入口
・ 笠寺村
・ 笠寺観音
・ 笠寺道駅
・ 笠寺駅


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

笠地蔵 : ミニ英和和英辞書
笠地蔵[かさじぞう]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [かさ]
 【名詞】 1. (bamboo) hat 2. shade 
: [ち]
  1. (n,n-suf) earth 
地蔵 : [じぞう]
 【名詞】 1. Ksitigarbha (bodhisattva who looks over children, travellers and the underworld) (travelers) 2. the Receptacle of Earth 
: [そう, くら, ぞう]
 【名詞】 1. warehouse 2. cellar 3. magazine 4. granary 5. godown 6. depository 7. treasury 8. elevator

笠地蔵 : ウィキペディア日本語版
笠地蔵[かさじぞう]

笠地蔵(かさじぞう)は、日本の伽話の一つ。貧しいが心の清い老夫婦が、道端の地蔵尊菅笠を被せてやり、その恩返しを受けるというもので、特に知られる昔話の一つである。また、花咲か爺舌切り雀などのように、善悪という対比的な図式を用いていない。この、純粋に正しい行いをする者は救われるという展開は、ある種の仏教思想の観念に基づくものであり、親が子に語り継いでいくことで、子供に対し道徳を教え諭すという寓話のような要素を持っている。
かさこ地蔵(かさこじぞう)などとも呼ばれ、岩手県福島県などに伝承がある。
== あらすじ ==
ある雪深い地方に、ひどく貧しい老夫婦が住んでいた。年の瀬がせまっても、新年を迎えるためのモチすら買うことのできない状況だった。
そこでおじいさんは、自家製の笠を売りに町へ出かけるが、笠はひとつも売れなかった。吹雪いてくる気配がしてきたため、おじいさんは笠を売ることをあきらめ帰路につく。吹雪の中、おじいさんは7体の地蔵を見かけると、売れ残りの笠を地蔵に差し上げることにした。しかし、手持ちの笠は自らが使用しているものを含めても1つ足りない。そこでおじいさんは、最後の地蔵には手持ちの手ぬぐいを被せ、何も持たずに帰宅した。おじいさんからわけを聞いたおばあさんは、「それはよいことをした」と言い、モチが手に入らなかったことを責めなかった。
その夜、老夫婦が寝ていると、家の外で何か重たい物が落ちたような音がする、そこで扉を開けて外の様子を伺うと、家の前に米俵やモチ・野菜・魚などの様々な食料・小判などの財宝が山と積まれていた。老夫婦は雪の降る中、手ぬぐいをかぶった1体の地蔵と笠をかぶった6体の地蔵が背を向けて去っていく様子を目撃した。この地蔵からの贈り物のおかげで、老夫婦は良い新年を迎えることができたという。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「笠地蔵」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.