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笠戸丸(かさとまる、Kasato Maru)は、明治時代後期から終戦にかけて移民船や漁業工船などに使われた鋼製貨客船。 == 概要 == 笠戸丸は6000総トンで平均速度約10ノット。船足は遅いが長距離航行に優れており、明治時代後期から昭和初期にかけて、外国航路や内台航路(当時)用の船舶として用いられた。ハワイやブラジルへ移民が開始された時に移民船として使われたことでもよく知られている(移民用としては、船底の貨物室を蚕棚のように2段に仕切って使用した。最大1000人程度の移民を収容できたようである)。その後漁業工船に改造され、漁業会社を転々とする。 最後は、貨客船として最初に籍を置いた国であるロシア帝国の事実上の後継国にあたるソ連の手によって、太平洋戦争終結直前カムチャツカ沖で爆沈されるといった数奇な運命をたどった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「笠戸丸」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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