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笠 金村(かさ の かなむら、生没年不詳)は、奈良時代の歌人。姓は朝臣〔笠朝臣は吉備氏の一族で、孝霊天皇の子稚武彦命の孫にあたる鴨別命を祖とする(『新撰姓氏録』右京皇別)〕。系譜は明らかでないが、笠垂の子とし、子に賀古・猪養を記す系図がある〔鈴木真年『諸系譜』第一冊,笠朝臣(宝賀寿男『古代氏族系譜集成』古代氏族研究会,1986年 による)。〕。越前守。 『万葉集』に45首を残し、そのうち作歌の年次がわかるものは715年(霊亀元年)の志貴皇子に対する挽歌から、733年(天平5年)の「贈入唐使歌」までの前後19年にわたるものである。特に神亀年間(724年 - 729年)に長歌6首を詠み、車持千年・山部赤人と並んで歌人として活躍している。『万葉集』の巻6は天武天皇朝を神代と詠う笠金村の歌を冒頭に据えている。勅撰歌人として『玉葉和歌集』に2首が入集している〔『勅撰作者部類』〕。 == 脚注 == 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「笠金村」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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