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符号付数値表現(ふごうつきすうちひょうげん)とは、コンピュータ内部での数値の正負(ゼロより大きいか小さいか)の表現方法である。 数学では、負の数はどういう場合でも一般的にマイナス記号「−」を数値の前に付けることによって表すことができる。しかし、コンピュータにとっては負の数を表す方法は一種類ではない。ここでは、二進記数法を拡張して負の数を表す方法を四種類説明する(符号-仮数部、1の補数、2の補数、エクセス''N'')。 ほとんどの場合、最近のコンピュータでは2の補数表現を使うが、他の表現が全く使われないわけではない。 == 符号-仮数部 == 二進数に符号をつける問題を考えたときに最初に思いつくのが、符号ビットを追加して正負を表すことである。つまり符号ビット(一般に最上位ビット(MSB)を割り当てる)が''0''ならば正の数を示し、''1''ならば負の数を示す。他のビット列はその数値の仮数部(あるいは絶対値)となる。1バイトで数値を表す場合符号に1ビットを使うので、7ビットで表せる仮数部は 0000000 (0) から 1111111 (127) となる。したがって、1バイトで表せる数値は−12710 から +12710 となる。結果として、この表現方法では 0 の表現が二種類できてしまう(00000000 (0) と 10000000 (−0))。十進数の −43 はこの方式では 10101011 と表現される。 この手法は(数字列の前に "+" や "−" を付与する)通常の符号の表し方そのままと言える。初期の二進コンピュータ(例えばIBM 7090)はこの表現方法を採用していたものもある。おそらく一般的な表現手法からの自然な連想によるものと思われる。また、多くの十進コンピュータは 符号-仮数部 を使っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「符号付数値表現」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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