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第2室戸台風 : ミニ英和和英辞書
第2室戸台風[だい2むろとたいふう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [だい]
 (n,pref) ordinal
: [しつ, むろ]
 【名詞】1. greenhouse 2. icehouse 3. cellar, cell
: [と]
 【名詞】 1. door (Japanese-style) 
: [だい]
  1. (n,n-suf) (1) stand 2. rack 3. table 4. (2) support 5. (3) belt 6. (4) counter for machines, incl. vehicles 
台風 : [たいふう]
 typhoon
: [ふう, かぜ]
  1. (adj-na,n,n-suf) method 2. manner 3. way 

第2室戸台風 : ウィキペディア日本語版
第2室戸台風[だい2むろとたいふう]

第2室戸台風(だい2むろとたいふう、昭和36年台風第18号、国際名:ナンシー〔Nancy〕)は、1961年(昭和36年)9月16日室戸岬に上陸し、大阪湾岸に大きな被害を出した台風である。1934年に関西に大きな被害を出した室戸台風とよく似た経路を取ったため、気象庁によりこの名称が与えられた。
== 経過 ==

9月6日、マーシャル諸島東部の北緯7度、東経173度付近で「弱い熱帯低気圧」(当時の気象用語〔当時の用語。「弱い」という語が油断を招いて災害につながる恐れがある等の理由で、1999年から現行の「熱帯低気圧」に改められた。〕)として発生、9月8日9時に北緯8.8度、東経161.6度で台風第18号となった。盛夏から初秋にかけては、熱帯低気圧や台風は北緯10度以北の比較的高い緯度で発生する事が多く、この台風のように暖候期における低緯度での発生は珍しい部類に入る。台風となった時の中心気圧は990 hPaであった。
台風第18号は西進しながら次第に発達、9月10日3時には北緯10度に到達、この時点で中心気圧935 hPaに発達した。9月12日にはアメリカ海軍による飛行機観測〔アメリカ軍は第2次世界大戦後から、台風やハリケーンの圏内や中心に気象観測用の大型飛行機を飛ばして観測を行なってきた。危険ではあるが、気象衛星やレーダーと違って直接に正確な観測記録を得られるという大きな利点がある。ハリケーンに対しては継続されているが、太平洋の台風に対しては、軍の予算削減により1987年を以って廃止された。日本は飛行機観測を実施していない。〕により中心気圧888hPaが観測され〔台風情報が発表される際には中心気圧は5hPa間隔とし、端数は丸めてしまうので、第2室戸台風の最低中心気圧は890hPaとして公表されている。〕、同じく最大風速を100mと測定した。気象庁の発表では75mとなっている。風速25m以上の暴風域〔当時は暴風雨圏と呼ばれた。〕は半径370kmであった〔当時の新聞記事(例:毎日新聞)より。風速15m以上の強風域は示されていない。気象庁が強風域を表示するようになったのは1965年頃からである。〕。台風は次第に進路を北寄りに転じ、9月14日から15日にかけ 沖縄の近海で転向、北北東から北東に進んだが、この時なお中心気圧は900~920 hPaの非常に強い勢力を維持していた。なお、この台風はアメリカ海軍がスーパータイフーン(super typhoon 最大風速130 ノット[約65メートル]以上)として解析した期間が6.00日と史上最も長い〔2位は1962年第28号の5.75日、3位は2002年第9号の5.00日。〕。
9月14日頃は、台風は九州方面に向かうと予想されたが、9月15日には奄美大島を通過、四国から本州に達する事が確実となった。伊勢湾台風級の超大型台風の襲来として国内では厳戒態勢に入り、大阪管区気象台・大阪府・大阪市などでは災害対策を整え、NHK大阪テレビなどの報道機関も連携して警戒を呼びかけた。
9月16日(土曜日)、台風は加速しながら北東に進み、9時過ぎ室戸岬西方に上陸。上陸時の中心気圧925 hPa、室戸岬測候所での気圧や風の観測値は記録的な数字であった。その後もあまり衰えずに、さらに加速しながら13時過ぎに兵庫県尼崎市西宮市の間に再上陸。その後、日本海沿岸を北北東進して北海道のすぐ西を通過したが、その際は時速93キロメートルの高速であった。9月18日にオホーツク海温帯低気圧化、ベーリング海北方に進んだ。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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