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『思い出のメロディー』(おもいでのメロディー)は、1969年以来毎年8月に放送されているNHKの大型公開音楽番組である。 == 概要 == 本番組は、NHKの主要な音楽番組特番のひとつで、「夏の紅白」とも呼ばれている〔合田道人『紅白歌合戦の舞台裏』〕。 平年は、8月の第2土曜日19:30から概ね22時台前半まで〔途中ニュースなどの中断を挟む。〕NHK総合〔BS2では第38回(2006年)より収録、BShiでは第38回(2006年)までは生放送で第39回(2007年)以降は収録となっていたが、BSプレミアムへの整理・統合に伴い第42回(2010年)を最後に打ち切り。〕、ラジオ第1〔かつてラジオ放送はNHK-FMで行なわれ、テレビ放送されてから数日空けて放送されていた。〕と海外向けのNHKワールド・プレミアム〔スクランブル配信。ただし、中断ニュースのみノンスクランブル放送。〕、NHKワールド・ラジオ日本の各チャンネルで同時放送する。 総合テレビは中断ニュースを含め、リアルタイム字幕放送を実施している〔かつて放送されていたBS2、BSハイビジョンの時差放送でも撮って出し形式での放送のためリアルタイム字幕放送と同等のレベルもしくは一部修正を施した上で通常の収録番組と同じくラグなしで表示する字幕放送を行っていた。〕。ステレオ放送開始は第12回(1980年)から実施されている。 番組開始当初は渋谷公会堂〔なお第2回(1970年)は大阪万博万国博ホールで開催。〕が会場とされたが、NHKホールが完成した第5回(1973年)以降は原則同所で開催されている〔改修工事などでNHKホールが使えない場合や、地方特有の記念イベントがある場合などは地方の会場で行われることもある。また第43回(2011年)は当初はNHKホールでの開催予定だったが、福島第一原子力発電所事故による東京電力管内の電力不足が懸念された事から、その省エネ対策の一環として会場をNHK大阪ホールに変更して生放送された(ラジオは翌週に録音放送)。〕。 司会は1 - 3人の体制で、そのうち1人はNHKアナウンサーが起用されることが恒例。現職のNHKアナウンサーが一切起用されなかったケースは第25回(1993年)、第26回(1994年)の2回のみ〔ちなみに、第25回の司会の1人である鈴木健二は放送時点でNHKアナウンサーOBだった。〕。NHK関係者は本番組の司会選出基準について、「原則として同年のNHK番組に貢献していること」と語っている〔http://news.infoseek.co.jp/article/gendainet_222156 日刊ゲンダイ(2014年10月7日)〕。なお、民放のアナウンサー出身者が司会に選出されたケースは、紅白では実例があるが、本番組では1人もいない。 各年、テーマに沿った昭和の名曲・懐メロを中心に、視聴者から寄せられたリクエストやエピソード〔戦禍や復興の労苦を思う気持ちを寄せる葉書が多数紹介されている。〕などで構成される。 元々は放送開始が1969年ということもあり、昭和一桁(1920年代後半)から30年代(1955年から1965年)までの流行歌がメインで取り上げられている〔多数取り上げられるようになった(基本的に物故・引退歌手の映像出演を行わないので古い歌手がどんどん少なくなっていくという事情もある)。〕が、時代の流れによる視聴者の世代交代に合わせてアイドル歌謡曲やロック、平成の楽曲の割合が増えてきている〔2000年代に入ってからは演歌・歌謡曲に限られなくなり、和製ポップスも取り上げられるようになった。2000年代以降の傾向としては、第37回(2005年)は明るい楽曲が主体であった。愛知万博にちなんで「世界の国からこんにちは」が歌われたり田原俊彦の「抱きしめてTONIGHT」・南野陽子の「はいからさんが通る」など、本番組にしては比較的新しい1980年代後半の楽曲まで選曲された。〕。 第7回(1975年)から第19回(1987年)までのオープニングでは、かつてラジオ第1で放送されていた歌謡番組『今週の明星』のテーマソングが歌われていた。 番組のラストでは、全出演者が登場しての大合唱が行われることもある。 2001年以降は本番組の近畿地方版『わが心の大阪メロディー』が放送されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「思い出のメロディー」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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