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第48回スーパーボウル(だい48かいスーパーボウル、Super Bowl XLVIII)は、2014年2月2日にアメリカ合衆国ニュージャージー州イーストラザフォードのメットライフ・スタジアムで開催されたアメリカンフットボールの試合。2013年シーズンのNFL優勝をかけて、AFC王者デンバー・ブロンコスとNFC王者シアトル・シーホークスが対戦した。その結果、シーホークスが43-8で圧勝し、チーム創設38シーズン目で初めての優勝を果たした。北米4大プロスポーツリーグにおいてワシントン州シアトルのチームが優勝するのは、バスケットボールにおいて1979年にシアトル・スーパーソニックスがNBAファイナルを制して以来のことだった。 両カンファレンス第1シードどうしの対戦は第44回以来、過去20年間で2度目である。ブロンコスはNFL最多得点を奪った最強のオフェンスを擁し、シーホークスは逆にNFL最少失点でリーグ最強のディフェンスを擁する。オフェンス1位のチームとディフェンス1位のチームが対戦するのは第25回でバッファロー・ビルズとニューヨーク・ジャイアンツが対戦して以来のことであった。シーズン最多得点チームはスーパーボウル通算10勝8敗、シーズン最少失点チームは通算12勝3敗の成績を残してきた。ブロンコスのQBペイトン・マニングは、ダン・マリーノ、カート・ワーナー、トム・ブレイディに次いでパス獲得ヤードとTDパスのそれぞれでNFL最高の成績をあげてスーパーボウルに進出した4人目のQBとなったが、過去3人の選手はいずれもスーパーボウルで敗れている。1977年から2001年まで両チームはAFC西地区のライバルどうしでもあった。同様のケースは、他に第37回しかない〔タンパベイ・バッカニアーズはリーグに加入した1976年のみオークランド・レイダーズと同じAFC西地区に所属した〕。 当初は1週間遅く開催する予定であったが、ソチオリンピックと日程が重ならないよう、2011年10月に行われたNFLオーナー会議で日程変更がなされた。試合はアメリカ東部時間午後6時25分にキックオフされた。寒冷地の屋外で行われる初のスーパーボウルであり、ハドソン川をまたいでニューヨーク州とニュージャージー州の2つの州での開催となった〔 〕。メディアセンターは、ニューヨーク市マンハッタンのタイムズスクエアに設けられた。関連イベントがニューヨークだけではなく、メットライフ・スタジアムの隣にアイゾッド・センターが存在するにも関わらず、18km離れたプルデンシャル・センターでも行われることについて、イーストラザフォード市長は不満を述べた〔。 スーパーボウル運営委員会のCEOをアルフレッド・ケリー・ジュニア、共同会長をニューヨーク・ジャイアンツのジョナサン・ティッシュオーナー、ニューヨーク・ジェッツのウッディ・ジョンソンオーナーが務めた。 == 背景 == === 開催地の決定まで === スーパーボウルの開催地には、ニューヨーク都市圏のメットライフ・スタジアム以外に、レイモンド・ジェームス・スタジアム(フロリダ州タンパ)とサンライフ・スタジアム(フロリダ州マイアミ)も名乗りをあげていた。それまでにタンパでは4回(第18回・第25回・第35回・第43回)、マイアミでは10回(第2回・第3回・第5回・第10回・第13回・第23回・第29回・第33回・第41回・第44回)のスーパーボウルが開催されていた。 2010年5月25日に行われたNFLのオーナー会議において、タンパとマイアミを破りニューヨーク都市圏での開催が決定された。屋根のない寒冷地のスタジアムで行われる初めてのスーパーボウルであり、ニューヨーク都市圏で行われる初めてのスーパーボウルでもある。ニューヨーク都市圏では過去、1962年12月30日にヤンキー・スタジアムでグリーンベイ・パッカーズとニューヨーク・ジャイアンツのNFLチャンピオンシップゲームが、1968年12月29日にシェイ・スタジアムでのリマッチとなるニューヨーク・ジェッツとオークランド・レイダーズのAFLチャンピオンシップゲームが、1985年7月14日にジャイアンツ・スタジアムでボルチモア・スターズとオークランド・インベイダーズのUSFLチャンピオンシップゲームが行われた。ニューヨーク都市圏では当初、ウェストサイド・マンハッタンに建設予定ので第44回スーパーボウルを開催する計画があったが、2012年夏季オリンピックの誘致に失敗したためスタジアム新設へのニューヨーク市からの補助が得られず、計画が頓挫していた〔 〕。 メットライフ・スタジアムはNFLの2チームが本拠地とするスタジアムとしてはスーパーボウル初開催となった。過去にロサンゼルス・ラムズとロサンゼルス・レイダーズが本拠地とするロサンゼルス・メモリアル・コロシアムで第1回・第7回スーパーボウルが開催されたが、当時は2チームが同時に本拠地とはしていなかった。 NFLは平均気温が華氏50度(10℃)以上またはドーム球場での開催をこれまでのスーパーボウル開催要件としており、寒冷地の屋外でのスーパーボウル開催については論争があった。開催がニューヨークに決まった2010年当時のニューヨーク市長、マイケル・ブルームバーグは、「人々は天候を話題にするが、これはフットボールであってビーチバレーではないんだ。」とNFLネットワークで語った〔。これまでに屋外で行われたスーパーボウルで最も寒かった試合は、ニューオーリンズのチューレイン・スタジアムで行われた第6回スーパーボウルであり、キックオフの時に4℃(華氏39度)であったが、この試合はそれ以上に低い気温で行われることが予想された。ニューオーリンズでの試合は第12回以降はドーム球場で行われるようになっており、第10回以降の屋外で行われたスーパーボウルは、アリゾナ州テンピで行われた第30回を除き、いずれもカリフォルニア州かフロリダ州で行われてきた。ロジャー・グッデルコミッショナーは、この大会が成功したら、他の寒冷地域でのスーパーボウル開催も考慮すると2010年5月末に発言した。 FOXテレビのスタジオアナリストを務めるテリー・ブラッドショー(1970年代にピッツバーグ・スティーラーズが4回スーパーボウルで優勝したときのQB)はWFANのラジオインタビューに対して、寒冷地でのスーパーボウル開催は、ドーム球場があるミネソタ州ミネアポリス(ヒューバート・H・ハンフリー・メトロドーム)やミシガン州デトロイト(フォード・フィールド)、インディアナ州インディアナポリス(ルーカス・オイル・スタジアム)のような都市でない限り反対であると表明した〔 〕。12月にはシーホークスのリチャード・シャーマンも、吹雪となってQBがスナップをファンブルしたりレシーバーが滑って転んだりする可能性のある試合は観客に提供するべきではなく、ホームアドバンテージのあるプレーオフとは違い中立的な試合となるべきスーパーボウルを寒冷地の屋外スタジアムであるメットライフ・スタジアムで開催することは大きな誤りだと述べた。同じく開催地に立候補していたマイアミのサンライフ・スタジアムについて、NFLが大雨のおそれに対処するため屋根を設置するまで、開催地としないとグッデルコミッショナーが通知したことも、この論争に拍車をかけた〔 〕。 2013年12月18日、NFLは大雪の際には、試合を土曜日に前倒ししたり、月曜か火曜に延期することを発表した〔 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「第48回スーパーボウル」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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