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第85回都市対抗野球大会(だい85かいとしたいこうやきゅうたいかい)は、2014年7月18日から7月29日まで東京ドームで開催された都市対抗野球大会である。 == 概要 == *85回目の大会を記念して、出場チームは例年の32チームから2チーム増加し34チームとされた。増枠分は東京地区と東海地区に1チームずつ割り当てられた。この結果、第83回大会で行われた出場枠見直しにより東京地区は隔年で3~4チーム出場となったものが、前回大会から3年連続で4チーム出場することとなった。 *予選のうち1次予選では大きな波乱は起きなかったが、2次予選に入ると各地区で波乱が相次いだ。本大会で4強経験のある鷺宮製作所、三菱自動車岡崎がクラブチームに敗れて本戦出場を絶たれたのを皮切りに、2次予選で企業チームとクラブチームが対戦した全66試合のうち11試合でクラブチームが白星を挙げた。北海道地区では室蘭市・新日鐵住金室蘭シャークスが敗者復活から3連勝で3回目の本大会出場を決めたほか、四国地区では松山市・松山フェニックスが企業2チーム相手に連続完封勝利で初出場を手にした。加えて足利市・全足利クラブは企業チーム相手にリーグ戦で2勝を挙げて36年ぶりの本大会に北関東第1代表としての出場を決めた。広島市・JR西日本は9年間の活動停止を乗り越え、創部80年で初出場を決めた。また、激戦の東海地区からは活動3年目の四日市市・永和商事ウイングが初出場を決めた。三重県から2チームが本大会に出場するのは史上初。東海市・新日鐵住金東海REXは新日鐵名古屋から2回のチーム名変更を経て16年ぶりの本大会出場を手にした。 *本戦では全33試合のうち18試合が1点差という接戦続きのトーナメントが展開された。史上2チーム目の3連覇を目指した横浜市・JX-ENEOSは初戦から3試合連続の逆転勝ちを収めたが準決勝で敗れ、本戦連勝は13試合でストップした。決勝に進んだのはいずれも準優勝経験1回の大垣市・西濃運輸と太田市・富士重工業。この対戦を2-0で制した西濃運輸が初優勝を果たした。岐阜県勢の優勝は第18回大会(1947年)の大日本土木以来。優勝した西濃運輸は11月の第40回社会人野球日本選手権大会の都市対抗優勝枠での出場権を得るとともに、フランス国際野球大会“吉田チャレンジ”に日本代表として派遣される。 *橋戸賞は5試合中2勝を挙げ、決勝戦で3安打完封を果たした西濃運輸・佐伯尚治投手が獲得した。若獅子賞を獲得した3選手のうち、富士重工業・小野和博投手は久慈賞、西濃運輸・伊藤匠内野手は首位打者賞とのダブル受賞を果たした。 *決勝戦は今上天皇と皇后が6回表から観戦した。都市対抗野球大会での天覧試合は第18回大会の開幕戦以来2回目。 *なお、この大会から衛星放送の中継(制作・配給:東京ケーブルネットワーク)は前年までのGAORAに代わり、J SPORTSが担当するようになった。(準決勝の第2試合と決勝は従来通りNHK BS1でも生中継したが、J SPORTSはBSデジタル放送にも提供しており、BSでの重複中継を避けるため、J SPORTSにおいてこの2試合は録画・ニアライブで放送された。J SPORTSと同じ内容で放送したTCNの独自チャンネルでは従来通り全試合生放送を行っており、TCN視聴者はJ SPORTSでの放送は実質的に再放送だった) 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「第85回都市対抗野球大会」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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