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第X因子(だいじゅういんし、)は血液凝固カスケードの酵素() である。セリンプロテアーゼのひとつであり、PA clan (英語)に含まれる。Stuart–Prower因子と呼ばれることもある。 ==生理学== 第X因子は肝臓でビタミンK依存的に合成される。 第X因子は、いずれもセリンプロテアーゼである''内因系テンナーゼ''(intrinsic Xase)または''外因系テンナーゼ''(extrinsic Xase)によって活性化されて第Xa因子となる。内因系テンナーゼとは、第IX因子と、その補因子である第VIII因子などが複合体を形成したものである。一方、外因系テンナーゼとは第VII因子と、その補因子である組織因子が複合体を形成したものである。したがって、第X因子は外因系と内因系の共通経路の開始点である。 第X因子はプロトロンビンを二箇所で切断する。一箇所はArg-Thrの結合であり、もう一箇所はArg-Ileの結合である。これにより、プロトロンビンは活性型のトロンビンとなる。この過程は、第Xa因子が補因子である第Va因子と共にプロトロンビナーゼ複合体を形成することで速やかに進行する。 第Xa因子は、セリンプロテアーゼインヒビター(英語)であるプロテインZ依存性プロテアーゼインヒビター(英語)(ZPI)によって不活化される。ZPIの第Xa因子に対する親和性は、プロテインZ(英語)存在下で1000倍以上になるが、第XI因子の不活化についてはプロテインZに非依存的である。プロテインZ欠損症においては第Xa因子の活性が亢進し、血栓形成傾向になる。 第X因子の半減期は40-45時間である。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「第X因子」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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