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第一屋製パン株式会社(だいいちやせいパン)は、東京都小平市に本社を置く製パン会社。一般には商標の「第一パン(ロゴ上では㐧一パン)」で知られる。 == 概要 == 製パン業界では、山崎製パン、敷島製パン、フジパン、神戸屋、アンデルセングループに次ぐ中堅グループにあり、売上高は業界6位である。豊田通商グループ会社。なお当社より上位の企業のうち、山崎製パン以外は非上場である。 主力商圏は競争の激しい関東・関西が中心であるが、北は北関東・新潟県から西は中国・四国地方まで商圏がある。沖縄県那覇市にも「第一パン」は存在するが、正式名称は「株式会社第一パン」であり、同業ではあるものの、関連性はない。 連結売上高に占める比率は2013年(平成25年)現在、パン部門(菓子パン含む)76.4%、和菓子部門15.53%、その他部門8.3%。かつては米飯事業にも手を出していたが現在は撤退している。 子会社は主にクッキーなどを生産するスリースター製菓、冷蔵生地供給をしているベーカリープチ、もともとは第一屋製パンの物流・ルート配送部門であったファースト・ロジスティックスなどがある。2007年(平成19年)までは米飯・調理パン部門であるフレッシュハウスという子会社が存在していたが、当部門の業績悪化のためにカネ美食品などに譲渡・撤退しており、現在は存在しない。 創業者細貝義雄の息子の細貝理栄が平成26年1月1日付をもって会長を務めている。代表取締役社長は門脇宜人。 1998年(平成10年)6月に発売したポケモンパンシリーズはロングラン・ヒット商品で、看板商品となっている。当初は山崎製パンが手がける予定だったが、1997年(平成9年)12月にテレビ東京にてポケモンのアニメの放映中にてんかん事故(ポケモンショック)が起き、それを理由に山崎製パンが撤退したことにより、手がけることになったことが始まりである。 製パン会社の中ではキャラクター商品の先駆者であり、ポケモン、スーパー戦隊、プリキュアなど数多く手がけている。 小麦粉やバターなどの原材料価格の高騰で、製品を他社と同じように値上げをしているが、それでも採算が取れなかったため、不採算店舗の取引中止や不採算アイテムのカットなどで利益の伴わない売上を無くして何とか黒字化しようとしているが、この売上を他社に奪われ、製パン業界の中でのシェア(業界順位)をさらに下げてしまう可能性もある。 第60期(平成13年1月 - 平成13年12月31日)から継続して営業損失を計上し、業績の回復にはいたっていなかったが、豊田通商の持分法適用会社となってからは生産面でTPS(トヨタ生産方式)を導入し、品質の安定化と生産効率の改善が進み、製造原価を大幅に低減することができた。それにより長年営業損失を重ねていたが第72期(平成25年度)現在は黒字化している。 昭和50年代、同じく原価高騰を受け、値上げした山崎製パンとは当時ほぼ同じシェアで並ぶこともあったが、逆に価格高騰を吸収して利益を出しており、両社の明暗を表している。 2008年(平成20年)10月現在、業績は長期間続けて赤字で低迷。2007年(平成19年)の米飯・調理パン部門撤退に続き、来期までに営業所を全て閉鎖し、その閉鎖した営業所が担当している配送エリアについては、他社との共同配送で対応し、物流コストを削減する予定。(すでにかつて存在していた静岡営業所を2007年(平成19年)3月に閉鎖して同業他社との共同配送を開始している) 2008年(平成20年)6月末現在で単体ベースで従業員数が994人と、一般に「大企業」と呼ばれる従業員数の1000人を割り込み、かなりの規模を縮小している。 2008年(平成20年)、ハワイにある子会社「第一屋ラブスベーカリー・インコーポレイテッド」を現地法人に譲渡。これにより事業は海外から撤退し、国内のみとなる。 2009年(平成21年)1月1日付で仙台工場を白石食品工業に売却し、東北地方での製造と販売から撤退した。 2009年(平成21年)6月、賃借料の削減のため、本社を小平工場の敷地内に移転した。 2009年(平成21年)12月22日、豊田通商を引受先とする第三者割当の新株発行を行うことを発表した。2010年(平成22年)1月27日、豊田通商の持分法適用会社となる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「第一屋製パン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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