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第三の新人(だいさんのしんじん)は、1953年から1955年頃にかけて文壇に登場した新人小説家を、第一次戦後派作家・第二次戦後派作家に続く世代として山本健吉が命名したもの。安岡章太郎・吉行淳之介・遠藤周作などを代表的な作家とし、第一次・第二次戦後派が本格的なヨーロッパ風長編小説を指向したのに対し、戦前の日本において主流であった私小説・短編小説への回帰をはかったところに特色がある。 == 第三の新人の登場 == 評論家・山本健吉の評論「第三の新人」(1953年)をきっかけに、当時純文学を書いていた安岡、吉行らの同世代の作家を総称して呼ぶようになった。1953年の安岡を皮切りに吉行、庄野潤三、遠藤周作らが次々と芥川賞を受賞し、文壇の中でも一つの勢力と見られるようになった。 評論家が付けたレッテルであり、個々の作風にも一貫した厳密な定義があるわけではなかったが、概して私小説的な作品が多く、非政治的で小さくまとまった傾向がしばしば非難の対象になった。しかし後に戦後文学史上の用語として定着した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「第三の新人」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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