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国道43号(こくどう43ごう)は、大阪府大阪市西成区から兵庫県神戸市灘区へ至る一般国道である。 == 概要 == 大阪 - 西宮間は、往時の中国街道(中国路、浜街道)と重なる区間をとっている。大阪市西淀川区出来島2丁目以西は全区間阪神高速3号神戸線が真上を通り、阪神高速17号西大阪線の全区間はこの国道43号と並行に経路をとる。 このため深刻な大気汚染が発生している。西淀川公害訴訟では自動車排気ガスの健康被害が初めて認められた。これを受けて、速度規制(40km/h、一部区間で50km/h)、逆位相による防音措置、多数のオービス設置などの処置が施された。 西淀川公害訴訟の結果に加え、1995年の阪神・淡路大震災の被災・復興も兼ね、43号は広域防災帯と位置づけられた。両側車線数削減を実施し、用地買収がなされている。このため、開通当時は5車線だったのが、その後緑地帯追加で4車線となり、震災後は阪神高速湾岸線へ交通移動も考慮して3車線となっている。さらに歩道を挟んで外側に、緑地が確保されている場所もある。また、西淀川公害訴訟の原告団は、時間帯を区切る形での罰則付きでの大型車規制を盛り込んだルールの制定を求めていたが、同訴訟の和解内容に盛り込まれていなかったことや、原告の高齢化などの事情で断念し、「環境レーン」を設ける形で、罰則無しでの規制を実施し、通行禁止を事実上断念することになった〔国道43号に「環境レーン」 尼崎、大型車禁止は断念 〕。 西淀川区出来島から港区安治川大橋までの5kmほどは連続立体交差となっている。 大阪市内では、国道172号(みなと通)と交差する市岡元町3交差点を中心に、大正通と交差する泉尾交差点、中央大通と交差する弁天町駅前交差点で渋滞が頻発する。この渋滞を避けるために、並行する阪神高速17号西大阪線(安治川から北津守の区間料金は普通車200円)を利用する車も多い。 兵庫県内では、阪神高速3号神戸線が真上を走っているため、ランプ付近で渋滞していることが多い。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「国道43号」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Japan National Route 43 」があります。 スポンサード リンク
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