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第四の壁 : ミニ英和和英辞書
第四の壁[だいしのかべ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [だい]
 (n,pref) ordinal
: [よん]
  1. (num) four 
: [かべ]
 【名詞】 1. wall 

第四の壁 : ウィキペディア日本語版
第四の壁[だいしのかべ]

第四の壁(だいしのかべ、だいよんのかべ、)は、プロセニアム・アーチ付きの舞台の正面に位置する、想像上の透明な壁であり、フィクションである演劇内の世界と観客のいる現実世界との境界を表す概念である。観客は、観客席からこの第4の壁を通して演じられる世界を見ることになる。

== 起源と意味 ==
この概念はシェークスピア以前から存在する〔http://filmbabble.blogspot.com/2007/08/here-i-go-again-with-another-meta-movie.html〕。「第四の壁」という呼び名は写実主義の出現とともに19世紀の演劇界において発生したと推定され、批評家のビンセント・キャンビーは1987年に第四の壁のことを「観客と舞台を永遠に隔てる透明な幕」と表現した〔"Film view: sex can spoil the scene;" (review). Canby, Vincent. New York Times. (Late Edition (East Coast)). New York, N.Y.: Jun 28, 1987. pg. A.17 . ProQuest ISSN: 03624331 ProQuest document ID: 956621781 (subscription). retrieved July 3, 2007〕。
第四の壁はフィクションと観客の間にある(観客はフィクションを見ている間は「こんなことは実際には起こらない」などという無粋な突っ込みを抑えること)の一部である。通常、観客は第四の壁の存在を意識することなく受け入れており、あたかも現実の出来事を観察しているかのように劇を楽しんでいる。第四の壁の存在はフィクションにおいて最も良く確立された約束事の一つであるが、演出上の効果のためにその存在を直接意識させる場合がある。例えばA.R. Gurneyの『The Fourth Wall』においては主婦ペギーが自宅の何もない壁に対して強迫観念を抱き、そこに4人の登場人物が関わることになる。彼らは次第に演劇上の様々な約束事に引きずり込まれ、舞台の上の家具や行動はいわゆる第四の壁に対するものになっていく。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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