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筆石綱 : ミニ英和和英辞書
筆石綱[ふで]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ふで]
 【名詞】 1. writing brush 
: [こく, いし]
 【名詞】 1. volume measure (approx. 180l, 5 bushels, 10 cub. ft.) 

筆石綱 ( リダイレクト:フデイシ ) : ウィキペディア日本語版
フデイシ[つな]

フデイシ(筆石、グラプトライト、)は、主としてカンブリア紀中期から石炭紀前期にかけて生息した動物群である。初期のフデイシである はカンブリア紀中期の生物である。
学名 はギリシア語で「書くもの」を意味する 、「岩」を意味する から付けられた。その名のとおり、岩の表面に見えているフデイシの化石は、表語文字のような形をしている。分類学者のカール・フォン・リンネはフデイシを「本物の化石以上に化石に似ている模様」と呼び、生命の化石ではないと考えていた。
フデイシをヒドロ虫綱の生物と考える学者もいる。しかし近年では翼鰓綱 に近い生物と考えられている。
==生物分類==
フデイシの存在は古くから知られていたが、当初は生物ではなく石の一形態と考えられていた。そのため「グラプトライト」と鉱石のような名が付けられている。1735年、リンネはこれを無生物の可能性が高いとしながらも、 と学名を付けてとして扱った。リンネは1768年、著書『自然の体系' の第12巻の中で 、 の2種を採録し、「植物のようでもあり、フデイシ(無生物)のようでもある」と解説している。リンネは1751年に出版した『スコーネ紀行』(') の中でも「奇妙な化石、あるいはフデイシ」について言及している(リンネが見つけたものは現在では に属するフデイシと考えられている)。後の研究者は、これと類似した生物の一群を呼ぶのに の名を用いた。 が正式に廃止されたのは1954年の国際動物命名規約においてであり、その理由は が元が無生物を指すための用語だったためだった(Bulman, 1970: V 6)。
1970年代になって電子顕微鏡が発達し、フデイシは翼鰓綱 に近い生物であり、半索動物に属する特殊な生物と考えられるようになった。翼鰓綱には現存種もおり、エラフサカツギ属 20種 、エラナシフサカツギ属 8種が知られている〔真核生物の系譜 〕。エラフサカツギ属は1882年に初めて発見された。 の第12巻の中で 、 の2種を採録し、「植物のようでもあり、フデイシ(無生物)のようでもある」と解説している。リンネは1751年に出版した『スコーネ紀行』(') の中でも「奇妙な化石、あるいはフデイシ」について言及している(リンネが見つけたものは現在では に属するフデイシと考えられている)。後の研究者は、これと類似した生物の一群を呼ぶのに の名を用いた。 が正式に廃止されたのは1954年の国際動物命名規約においてであり、その理由は が元が無生物を指すための用語だったためだった(Bulman, 1970: V 6)。
1970年代になって電子顕微鏡が発達し、フデイシは翼鰓綱 に近い生物であり、半索動物に属する特殊な生物と考えられるようになった。翼鰓綱には現存種もおり、エラフサカツギ属 20種 、エラナシフサカツギ属 8種が知られている〔真核生物の系譜 〕。エラフサカツギ属は1882年に初めて発見された。) の中でも「奇妙な化石、あるいはフデイシ」について言及している(リンネが見つけたものは現在では に属するフデイシと考えられている)。後の研究者は、これと類似した生物の一群を呼ぶのに の名を用いた。 が正式に廃止されたのは1954年の国際動物命名規約においてであり、その理由は が元が無生物を指すための用語だったためだった(Bulman, 1970: V 6)。
1970年代になって電子顕微鏡が発達し、フデイシは翼鰓綱 に近い生物であり、半索動物に属する特殊な生物と考えられるようになった。翼鰓綱には現存種もおり、エラフサカツギ属 20種 、エラナシフサカツギ属 8種が知られている〔真核生物の系譜 〕。エラフサカツギ属は1882年に初めて発見された。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「フデイシ」の詳細全文を読む




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