|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 等 : [など] 1. (suf) and others 2. et alia 3. etc. (ら) ・ 等々 : [などなど] (exp) etcetera, etcetera ・ 々 : [くりかえし] (n) repetition of kanji (sometimes voiced) ・ 力 : [ちから, りょく] 1. (n-suf) strength 2. power ・ 渓谷 : [けいこく] 【名詞】 1. valley 2. ravine 3. canyon
谷沢川(やざわがわ)は、東京都世田谷区を流れる多摩川水系の一級河川である。 == 地理 == 水源は東京都世田谷区桜丘四丁目・五丁目付近の武蔵野台地上の湧水と桜丘三丁目の旧品川用水のかつての吐水跡とされる。ここから南下して上用賀地内の複数の湧水を合わせ、世田谷区中町を経由する。ただ周辺は河川による開析が進んでおらず、湧水量は少なかった可能性がある。中町より上流の流路は、大正〜昭和初期の玉川全円耕地整理によって人為的に変更され、直線化されており、首都高速3号渋谷線下の田中橋付近から多摩川への合流口までが開渠となっている(上流の世田谷区桜丘三丁目付近にはわずかだが開渠が残っている)。 中町にある姫の橋付近にはかつて「姫の滝」または「野良田の滝」と呼ばれる湧水の滝があった〔東京都世田谷区敎育委員会「せたがや 社寺と史跡」『等々力不動尊明王院 縁起』〕が、昭和13年(1938年7月の水害により崩落し、その後の河川整備で現在は橋の名にとどまるのみになっている。この滝の付近で川谷を深くし、東急大井町線に沿う形で一旦東進した後、南下して23区内唯一の渓谷とされる等々力渓谷を流れる。このあたりでは水面は、周辺の最も高い台地面から20mから30m近くも切れ込んだ深い谷を形成し、渓谷崖からの多量の湧水がみられる。流れは東京都道311号環状八号線(環八通り)の下をくぐって、世田谷区野毛付近で国分寺崖線を出たところで丸子川(旧六郷用水)につきあたる。かつて六郷用水は、大田区六郷までの通水の高低差を確保するため、谷沢川の上を交差して流れていたが、現在は当初の役目を終えて谷沢川と合流し世田谷区玉堤で多摩川に注ぐ。しかし、六郷用水の歴史的遺産の保護と環境保護のための清流復活事業として、合流した川の水の一部をポンプで引き上げ、ここから下流の丸子川に流している。 等々力渓谷は、急斜地のため宅地開発を免れて、比較的豊かな生態系が残された。一方で上流部や、渓谷周辺の宅地化が急速に進み雑木林や湧水が失われて、一時は農家や家庭からの排水が渓谷内の川を流れたが、その後の早い時期から下流の景観保護の機運が高まり、上流部の下水道の整備が進んで荒廃を免れている(後述)。 現在の谷沢川の上流は地下水面の低下などで、降雨があったとき以外は現在は通年にわたって水量が少ない。そのためこちらも清流復活事業として仙川の水を同区岡本三丁目で取水し、生物濾過した上で用賀まで送り、谷沢川に導入する施設が造られた。また、上流域で雨水を貯め、これを渇水時に中町一丁目付近と、ゴルフ橋〔付近から谷沢川へ放水している〔等々力渓谷の谷沢川に合流する支流(逆川と谷沢川雨水幹線) 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「谷沢川」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|